カブトムシとクワガタムシの違いは?長く生きるのはどっち?

あなたはカブトムシとクワガタムシ、どちらが好きですか?

雑木林に捕まえに行ったり、飼ったことがあるという人も多いのではないでしょうか。

両方とも夏の人気者、見た目もよく似ていますよね・・・両方ともつのがあって、体は茶色くてかたい殻でおおわれています。

今回は子供も大人も大好きな、カブトムシとクワガタムシの違いです。

あの大きな角や顎の特徴、幼虫の見分け方、それぞれの寿命などなどご紹介していきましょう。

カブトムシとは


世界中には1300種類、日本には4種類のカブトムシが生息しています。日本で「カブトムシ」というと「ヤマトカブトムシ」を指すのが一般的です。

コウチュウ目(鞘翅目)・コガネムシ科の昆虫、体は茶色くてかたい殻でおおわれていて、大きな角があるのが特徴です。

夜行性の昆虫で、夜になると雑木林の樹液に集まります。

カブトムシの武器は大きな角

カブトムシの特徴はというと、あの大きな角を思い浮かべる方も多いと思います。カブトムシという名前も、戦国時代にかぶっていた兜ににていることが由来です。

角はオスだけにあり、人間でいうと皮膚が固くなったようなものです。

カブトムシは餌やメスの取り合いで、戦うことも良くあります。そんな時に使うのがこの角です。

では、どうやって使うのでしょうか?

まずは威嚇、角を振り上げて体を高くして・・・見た目で勝負します。この場合は逃げ出したほうが負けです。

実際に戦うときにもあの角を使います。角は上下に動かすことができ、相手の体の下に差し込んで投げ飛ばします。

激しい戦いになると体に穴が開いたり、自慢の角が折れてしまうこともあります。

カブトムシの寿命は?

カブトムシの寿命は約1年です。そのうち約10か月を幼虫の体で過ごします。

夏が終わるまでの間にペアになって卵を産みます。メスが産卵するのは、ふかふかの落ち葉の下やボロボロになった朽ち木の下の地面などです。

メスは前足で直径5mmくらいの穴を開けて、そこに一個づつ卵を産みつけます。

幼虫は2~3週間で卵から生まれます。芋虫に足がはえたような幼虫は、顔が茶色、体が白で、お尻が横一文字に割れています。

カブトムシの角が出てくるのはさなぎになってから。さなぎの中では幼虫のときに蓄えた養分を使って成虫の体を作ります。

クワガタムシとは

クワガタムシもカブトムシ同様、コウチュウ目(鞘翅目)・コガネムシ科の昆虫、茶色くてかたい殻でおおわれていて、大きな顎があるのが特徴です。

世界中には約1200種類、日本には33種類のクワガタムシがいます。

顎がのこぎりのようなノコギリクワガタや、黒い体のオオクワガタ、体全体に細かい毛が生えたミヤマクワガタ、小型のコクワガタや、平べったい形のヒラタクワガタなどがいます。

一般にクワガタムシというと、このような様々なクワガタ虫の総称です。

クワガタムシの武器は大きな顎

カブトムシの武器が角なら、カブトムシの武器は大きな顎です。これは人間でいうと、顎が大きくなったものです。

この顎は、左右に閉じたり開いたりすることができます。クワガタムシ同士が戦うときには、この大きな顎で相手を挟んで投げ飛ばします。

カブトムシとクワガタムシが、喧嘩をすることもあります。そのようなときも、大きな角と顎を武器に戦います。

カブトムシがクワガタムシを角で投げ飛ばせばカブトムシの勝ちです。逆にクワガタムシがカブトムシの体を挟んで投げ飛ばせば、クワガタムシの勝ちになります。

カブトムシやクワガタムシの口は沢山の毛が生えていて、これを樹液に浸して吸い取ります。この口は樹液を吸うときに長く伸びるんです。

クワガタムシが樹液をなめるときには、この大きな顎が邪魔になります。そのため、口はカブトムシよりも長く伸ばすことができます。

クワガタムシの寿命は?

クワガタムシの寿命は1~3年、種類によって違います。

一生のうちの大半を幼虫の体で過ごすのはカブトムシと同じですが、クワガタは成虫になってからも冬眠をして越冬する場合もあります。

中でもオオクワガタやコクワガタは長寿として知られていて、オオクワガタは5年以上も生きるものもあります。

クワガタが産卵するのは、朽ち木の中です。メスは丈夫な顎で穴を開けてそこに一個づつ卵を産み、卵を産んだ後は木くずで穴をふさぎます。

2~3週間で卵から生まれて、幼虫が出てきます。

クワガタムシとカブトムシの幼虫を比べると、顔の色が少し違います。クワガタムシの幼虫は顔はオレンジで体が白です。

お尻は縦一文字に割れていて、両脇に丸いふくらみがあります。カブトムシとクワガタムシの幼虫は顔の色やお尻の形で、区別がつきますね。

クワガタムシもさなぎの中で大あごができてきます。

カブトムシもクワガタムシも、大きさは幼虫のときにどれだけ栄養をとれたかで決まってきます。もちろん成虫になってからは体の大きさは変わりません。

おいしい樹液を求めて飛ぶ

カブトムシやクワガタムシは夜行性の昆虫、。明るいうちは落ち葉や土の下で寝ています。暗くなると起きだし、おいしい樹液を求めて飛び立ちます。

カブトムシやクワガタムシが「飛ぶ」ってなんとなく、意外ですよね。どんなふうに飛ぶのか見てみましょう。

周りより少し高いところに登り、固い前羽を開いて後ろ羽をはばたかせます。

私たちが普段見ている背中の部分、あれは実は前羽だったのです。前羽の色は茶色で固く、体の一部のようです。

もちろんこの前羽をはばたかせることはなく、飛ぶときに使うのはその下に隠されている大きくて薄い後ろ羽です。

ちなみに飛んでいるときはいつでも着地できるように、足は大きく広げたままです。

角がない?!カブトムシの仲間たち

世界中には沢山の種類のカブトムシがいますが、日本にいるのは亜種を含めても6~7種類だけです。

そしてこのカブトムシの仲間たち、私たちの知っている大きな角がないものも多いのです。代表的なカブトムシをご紹介します。

ヤマトカブトムシ

私たちが普段「カブトムシ」と言っているのは「ヤマトカブトムシ」です。

大きさは30~80mm本州~沖縄にかけて生息しています。先が2つに分かれた、大きな角が特徴です。

コカブト

ヤマトカブトムシに比べて数は少ないですが、日本全国に生息しています。大きさは18~26mmと小型で、昆虫の死骸を好んで食べる肉食昆虫です。

頭一部が少し膨らんでいる程度で、大きな角はありません。

タイワンカブト

サイカブトとも呼ばれるカブトムシで、東南アジアに広く分布しています。大きさは33~55mm、日本に移入された外来種で沖縄に生息しています。

※また、南大東島にはタイワンカブトより少し大きい「ヒサマツサイカブト」という種類が生息しています。

クロマルカブト

鹿児島県、トカラ列島の宝島に生息するカブトムシで、大きさは12~16mmと非常に小型でオスにも角がありません。

まとめ

カブトムシとクワガタムシの違い、いかがでしたか?やはり2つの大きな違いは、大きな角と顎ですよね。

でも実は、角がないカブトムシがいるなんて意外だったのではないでしょうか?

夏にはペットショップなどでよく見かけるカブトムシとクワガタムシ、最近では幼虫も買うことができます。

珍しいカブトムシやクワガタムシを子供の心で大人買い、なんていうのもいいかもしれません。

最後までしっかりお世話してくださいね。