ダンゴムシとワラジムシの違いは?つついて丸くなるのはどっち?

庭の石なんかをどけると、ダンゴムシがちょろちょろ出てくることありますよね?

でもそれ、ほんとにダンゴムシでしょうか?

実はワラジムシかも?

見た目は殆ど同じ形のダンゴムシとワラジムシの違いを見てみましょう。

ダンゴムシとワラジムシの違いは?

ダンゴムシとワラジムシは形も良く似ていますし、分類を見ても同じ「等脚目(とうきゃくもく)」の生き物です。じめじめした場所が大好きで、落ち葉や腐った木、昆虫の死骸などを食べます。

体にはたくさんの足があって、ヨロイみたいなからを持っています。「ムシ」っていう名前がついていますが、昆虫というよりはエビやカニに近い生き物なんですよ。

等脚目(別名ワラジムシ目)、ワラジムシ亜科の中には、ワラジムシ、ダンゴムシの他に、海辺にいるフナムシなどがいます。

つつくと丸まるのはダンゴムシ

ダンゴムシって?

厚みがあるころっとした体形で、体は固くて艶々しています。ツンツンとつつくと丸くなるのが特徴、子供のころやったことがある人も多いのではないでしょうか?

ダンゴムシをよく見ることは少ないと思いますが、体はちゃんと頭部・胸部・腹部・尾部にわかれています。

目や触覚がついている、一番先頭が頭部です。胸部には7つの節があって、その節1つに対して1対の足が生えています。つまり足の本数は14本です。

胸部の7つの節の後ろに、お尻っぽく見えるのが腹部です。腹部には5つの節があり、一番後ろに小さくついている部分が尾部です。

ダンゴムシにも種類がある

ダンゴムシに種類があるって考えたことありますか?実は世界には約750種類、日本だけでも25種類のダンゴムシがいます。ということは・・・昨日見たダンゴムシと、今日見たダンゴムシは違う種類かもしれませんね。

よく家で見かけるのはオカダンゴムシという種類で、実は明治時代に日本に入ってきた外来種です。日本中どこにでも住んでいるダンゴムシです。

日本に昔からいる在来種のダンゴムシもいて、コシビロダンゴムシ、ハマダンゴムシなどがいます。でもオカダンゴムシよりも乾燥に弱く、市街地より自然の多い山奥などを好むので、普段目にすることは少ないでしょう。

つついたらダッシュで逃げるのがワラジムシ

ワラジムシって?

平べったい草履のような体形、体は柔らかくて艶はありません。つついても丸くならないで、ダッシュで逃げます。ダンゴムシに比べると逃げ足は速いです。

ダンゴムシを見かけてつついたのに、丸くならなかったらそれはワラジムシです。

ダンゴムシと同じで、体には7つの節があって、脚は14本あります。腹部もダンゴムシと同じく節が5つ、この辺はほぼ同じ作りです。

尾部には尾肢というダンゴムシにはない、1対のひげのようなものがついています。ワラジムシは北海道や本州の中部地方より北に住んでいます。

ワラジムシにも種類があり外来種も入ってきています。ワラジムシ、ナガワラジムシ、ヒゲナガワラジムシ、ホンワラジムシ、ハヤシワラジムシ(トウヨウワラジムシ)などなどたくさんの種類のワラジムシがいます。

ダンゴムシやワラジムシは害虫?

見た目に気持ち悪いダンゴムシやワラジムシはですが、かみついたり、刺したりすることはありません。伝染病などを持っているわけでもないので、子供がつついたり触ったりしても心配はありません。

それどころかに落ち葉や昆虫の死骸を食べて、栄養たっぷりの糞をだす。大事な自然界の掃除屋さんの一人、益虫という考え方もあります。

しかし、畑の野菜や庭の花なども食べてしまうので、農家さんやガーデニングを楽しむ人には害虫になります。どちらかというと、ワラジムシよりダンゴムシの方が柔らかいものが好みなので被害が大きいでしょう。

ではダンゴムシやワラジムシに来てほしくない場合にはどうすればよいでしょうか?殺虫剤も売っていますが一時的な駆除しかできません。

湿ったところが好きなダンゴムシたちは落ち葉や枯草などを取り除き、長い草は刈って風通しをよくすると自然と数が減っていきます。

脱皮して大きくなるんだ

メスは一度に50~200個くらいの卵を産みます。これだけの卵を産むんだから、条件さえそろえば大量発生するわけです。そして卵はエビやザリガニのように、お腹に抱えて育てます。なんだかほほえましいですね。

そうして生まれた子供は体は同じ形ですが、色も白くてまるでゴマのような小ささです。それと子供のうちは節が一つ、足が1対少ないのです。

それがどうやって成長していくのでしょうか?ダンゴムシたちは、大きくなるたびに脱皮します。石の下にダンゴムシのような、白い皮が落ちているのを見たことがありませんか?

あれが脱皮した皮なのです。でも、普通は脱いだ皮は大事なカルシュウム元、抜いたダンゴムシどころか他人(?!)の皮まで食べてしまいます。

詳しいことはわかっていませんが、成虫になるには約1年、寿命は3年くらいといわれています。

まとめ

ダンゴムシとワラジムシの簡単な見分け方は、つついて丸くなればダンゴムシ、ダッシュで逃げればワラジムシです。

丸くなれないワラジムシさん、子供のころ知らずに沢山つついてごめんなさい。そんなことした人、他にもいますよね。

大好きだったダンゴムシも、大人になった今ではやっぱり気持ち悪いかも。そんな時は、落ち葉を片付けてあまり来ないようにしてもらいましょう。