稲荷と神社の違いは?キツネはお稲荷さんの使いだった?!

朱い建物や鳥居のある○○稲荷、あなたの家の近くにもありませんか?

神社に似てるけど、何か違いがあるのでしょうか?

大きな鈴やお賽銭箱があって、神社みたいな気もしますね。

でも、キツネの石像があったりしてちょっと違うかも。

「神社」と「稲荷」の違いをはじめ、日本の神様について、稲荷にある朱い鳥居について、神社にある動物の石像についてなどをご紹介します。

神社は神様をまつるところ

初詣、七五三やお祭り、観光でも行くことが多い神社、何のためにあるのでしょうか?

日本で昔から信じられている神様

「神社」は「神様」をまつるところです。

昔から人々は、いつも自分たちを守っってくれたり、願いを叶えたりしてくれる神様を大切にしてきました。

あなたも日頃の感謝を込めて、またお願いを聞いてもらうために、神社にお参りをしたことがあるのではないでしょうか。

神様・・・というと、いろいろな宗派の神様がおられますね。キリスト教の「イエス・キリスト」やイスラム教の「アッラー」、仏教の「ブッダ」など。

「神社」にまつられている「神様」は、日本で昔から信じられている神道の「神様」です。

日本はもともと神様を信じる神道の国でした。昔の人たちは、海や山といった自然や、雨や風のような天候などに、不思議な力があると信じていました。

そういったものを「神様」としてまつったのが、日本独自の宗教「神道」です。

日本の大昔の歴史書には、「国産み神話」「天の岩戸」など、数々の神話が書かれています。そこには伊邪那岐(いざなぎ)、伊邪那美(いざなみ)、天照大御神(あまてらすおおみかみ)などの神様が登場します。

神様は沢山いる

神社にまつられている「神様」、全国でいったいどのくらいいるのでしょうか?

実は、日本には数えられないくらいの神様がいます。「八百万の神(やおよろずのかみ)」という言葉聞いたことはないでしょうか?

別に八百万の神様がいるわけではなく、数えきれないくらいという表現です。

神話には沢山の神様がでてきます。例えば、富士山には「木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)」という女性の神様がいらっしゃいます。

海にも「綿津見神(わたつみのかみ)」という神様がいらっしゃいます。菅原の道真や後鳥羽上皇など実在した人物を神様としてまつることもあります。

奈良県の大神神社はなんと山自体が神様になっていますし、和歌山県の飛瀧(ひろう)神社のご神体は「那智の滝」という滝です。

さまざまな自然や事柄に関する神様が、沢山いらっしゃるのです。

お稲荷さんは神社と違うの?

○○稲荷という名前はよく耳にしますね。

この稲荷は神社とは違う種類なのでしょうか?

神社に行くと赤い鳥居がトンネルのように続いていることがありますよね。

その赤い鳥居が並んでいる神社の多くが、稲荷神社という種類の神社です。建物も朱く塗られていることが多いです。

稲荷神社は「お稲荷さん」と言われる、「宇迦之御魂大神(うかのみたまのおおかみ)」をまつっている神社です。

農耕や商工業、商売繁盛にご利益がある神様として、昔から親しまれてきました。その数は全国に3,000以上、小さなほこらなども合わせると30,000以上もあるといわれています。

稲荷神社の鳥居はなぜ赤い?

神社に行くと入り口に「鳥居」が立っていますね。

そもそも鳥居ってなんなのでしょう?

神社っていうのは神様がまつられている場所です。その神様のいる神聖な世界と、人間の世界の境に建てられた門が「鳥居」です。

では、鳥居が赤いのはなぜでしょう?

朱色は豊かな実りを象徴する縁起の良い色、魔除けの効果もあるといわれています。だから稲荷神社に限らず、朱色の鳥居はいろいろな神社で使われています。

人々はお願いが「通り入る(とおりいる)」という意味で、お願いごとをするときや、それが叶ったお礼に赤い鳥居を奉納したためです。

鳥居の数が一番多い稲荷神社は京都の伏見稲荷大社で、「千本鳥居」と呼ばれています。でも、実は千本でなく一万本以上の鳥居があります。

神社にいる動物は神様の使い

神社の入り口におかれている「狛犬」、あれは犬・・・でしょうか?

「狛犬」は悪い気や霊が入ってこないように、神社を守っている立派なガードマンです。左右2体で1セット置かれていて、よく見ると口を開いている「阿形」と閉じている「吽形」があるんですよ。

稲荷神社の境内には、狛犬ではなくキツネの像があります。キツネの神様がいるわけではなく、キツネが稲荷神社にまつられている稲荷大神の使いだからです。

キツネは田の神様や山の神様を人里へ導くとされています。おすしの「お稲荷さん」も、油揚げがキツネの大好物とされていたことからついた名前です。

キツネだけでなく、神社にはウシ、イノシシ、ネズミ、シカ、ウサギなどいろいろな動物の像が置かれています。このような動物たちは、神様の意思を私たちに伝える役目をすると言われています。

まとめ

お稲荷さんはやっぱり神社、キツネは神様の使いだったんですね。

山などの自然に神様が宿ると信じるのは、世界的にも変わった考え方のようです。でも、私も日本人なのでやっぱり普通に信じますが。

いつも通る近くの神社、明日はお参りしていこうかな・・・なんて思えてきませんか?お参りするときはお願いだけじゃなくて、日ごろの感謝の気持ちもわすれずに。