美容院と理容院の違いは?カミソリが使えない美容院?メイクができない理容院?

髪を切る時、美容院と理容院のどちらを利用していますか?

私はツーブロックの入ったショートボブなので一度美容院で切ってから、刈り上げ部分が伸びると理容院で刈ってもらうので両方利用しています。

お店の雰囲気やサービス、客層までが違ってみえるのですが、美容院と理容院にはどんな違いがあるのでしょうか?

美容院と理容院どちらが多い?

千円カットの理容院や完全予約制で全てを1人で行う美容院などタイプも様々です。

現在、日本に美容院と理容院がどの位あるか知っていますか?

2017年3月末現在のデータによると、美容院は日本に24万軒以上あるのに対し、理容院はその半数位です。

美容師・理容師として従事している人からみると1店舗あたりどちらも約2名で営業している事になります。

「あれ、ここにも美容院がある」と美容院や理容院が、同じ通りに何軒も見かける事がありませんか?

日本のコンビニの総数が約5.5万店なのに対し、美容院と理容院の合計は約36万店ですから、コンビニより多い事が分かります。

ちなみに美容院数、理容院数の多い都道府県は、次のようになっています。

 

美容院数

理容院数

1位

東京

東京

2位

大阪

大阪

3位

愛知

北海道

人口の多い都市に集中していますね!

美容院と理容院の違い

同じ「髪を切るところ」という部分では同じ美容院と理容院の違いはどこにあるのでしょうか?

カミソリが使えない美容院?メイクができない理容院?

美容院と理容院には、お客さんに行う施術に違いがありました。

  美容院 理容院
メイク できる できない
顔そり できない できる

現在では、あまり差はなくなってきていますが、美容院はメインのカットやカラーリングの他にもメイクや着付けを行う所がありますが、理容院では見かけません。

1か所でできるので私もセットとメイクなどをお願いする事があります。

「成人式や卒業式シーズンは大変」と美容師の友人は話していました。

逆に理容院ではカミソリを使用し男性のヒゲ剃りや、女性の顔そりが行われていますが、美容院では「レザーカット」としてカミソリを使用するカット法はあっても顔そりをしている所は少ないです。

カミソリの使用やメイクについては、法律などでの決まりはありません。

美容師になるために通う専門学校では、顔そりなどの技術を練習する事がなく、理容師の専門学校でもメイク技術の練習がないためできる人が少ないのです。

中には両方の資格を持った方もいて美容院で顔そり、理容院でメイクを行っている所もあります。

また、顔そりを行うには「スッピン」になる必要があるので敬遠する女性もいますが、私は刈り上げをしに理容院に行った際にお願いしています。

メイク乗りが良くなり、セルフで行うよりキレイになってオススメですよ!

シャンプー方法の違い

シャンプーを行うシャンプー台にも違いがあります。

  美容院 理容院
シャンプー方法 あお向け 前かがみ

シャンプー台にも美容院と理容院で大きな違いがあります。

美容院ではカット台から移動しあお向けに倒れてシャンプーを行います。

理容院ではカット台の前から流しが登場し、カット台に座ったまま、前かがみになってシャンプーを行います。

ここまでに登場した両者の違いが、曖昧になって来ているなかで、1番明確な両者の違いと言えそうです。

女性が前かがみでシャンプーを行うとお湯の飛沫でメイクが落ちたり、胸が苦しいという理由から、美容院では、あお向けのシャンプーを行う様になりました。

「あれ?じゃあ、あお向けのシャンプー台のある美容院は女性専用?」と思いませんか?

実は、昔はそうだったんです!次で詳しく紹介しますね!

ちなみに・・・両方の資格を持つ友人は「服の襟を濡らしにくいあお向け(美容院タイプ)の方が、襟足までキレイに洗える」と言っていました。

美容院とは?

カットやパーマ以外にもメイクやセットまでできる美容院。

私も結婚式に呼ばれた時にはトータルでお願いする事もあります。

そんな美容院には、どんな定義や歴史があるのでしょうか?

また、美容師さんになるために必要な資格についても紹介します!

美容院の定義とは?

先に、シャンプー台の違いの部分でも触れましたが、美容院は女性を対象にした場所でした。

現在の定義では「美容師法」という法律の中で「パーマネントウェーブ、髪結、化粧等の方法により容姿を美しくする事」となっているので、男女の利用に関する区別はなくなっています。

定義から見て、パーマは美容師さんの仕事だった事が分かりますね!

2015年までは一応の決まりがあり、美容院で男性がカットできるのは「パーマをかけた時だけ」という決まりがありました。

それまでにも、男性のカットを美容院で行っていたところも多いのですが、一部の都道府県を覗いては黙認で行われていました。

美容院の歴史

世界的な規模でみると美容院や美容師さんの前身の職業が登場したのは3000年以上前のエジプトと言われています。

では、日本で登場したのはいつ頃だと思いますか?

「ヘアカット」をする所としての登場はエジプトの3000年前と比べると「最近」なのですが。

明治に入るまで日本では、男性は「ちょんまげ」、女性は「結髪」がほとんどだったので、カットの必要はありませんでした。

当時は、自宅に「髪結いさん」と呼ばれる人を自宅に呼び、髪結いの出前を呼んでいました。

現在のように様々な長さや髪型を楽しめない分、多くの結い方で個性を出していました。

その後、女性が髪を下ろし、髪を切り、パーマをかけるようになった大正時代になってから「美容院(美容室)」が登場します。

日本初の美容学校が登場したのは、1913年の東京で、それ以降は全国に広がりました。

メイクやセットに関する教科も加わり、現在もヘアスタイルの流行と共に進化を続けています。

美容師さんになるには?

一時期「カリスマ美容師」なんて言葉も流行しましたが、現在でも人気の職業の1つである美容師さんになるにはどうすればいいのでしょうか?

美容師さんになるには、国家資格である「美容師国家試験」に合格する必要があります。

合格すればなれるのではなく、一般的には高校卒業後に美容専門学校(昼・夜制2年、通信制3年)の修了後に受験資格を得る事ができます。

この専門学校ではカット・ワインディング(パーマのロッド巻き)・セットの他にも衛生や美容保健など、国家試験の筆記試験にも登場する学科の勉強も行います。

理容院とは?

カットの他にも、美容院との大きな違いである前かがみでのシャンプー、カミソリの使用ができる理容院にはどんな定義や歴史があるのでしょうか?

また、理容師さんになるには?美容師さんと同じ勉強でいいのでしょうか?

理容院の定義

理容院は「理容師法」という法律の中で「頭髪の刈込、顔そり等の方法で容姿を整える所」と定義されています。

定義から、本来、カットは理容師さんの仕事だったという事になります。

美容院の定義と比べてみると美容院の「容姿を美しくする」と理容院の「容姿を整える」という部分が大きく違いますね。

現在では男女の利用に差や決まりはありませんが、過去には理容院は男性を対象にしたものでした。

理容院にも2015年までは、一応の決まりがありました。

法律上、男女のカットは行う事ができますが、女性へのパーマ施術は禁止でした。

理容院の歴史

理容院(理容師)の登場は先史時代と言われ、紀元前3500年頃に使われていたカミソリが考古遺物として発見されています。

当時から髪を切るだけでなく髭や爪も整えていたと言われています。

日本での職業としての登場は、美容院よりも早く、江戸時代には「髪結い」として、ちょんまげを結い、整えていました。

道具もカミソリや刃物が多く、現在ではハサミでの「補助具」に近くなったカミソリで全てを行っていました。

ハサミでのカットを有名にしたのは、ヴィダル・サスーン氏で1960年代の事で、以来、世界中でハサミでのカットが主流になりました。

理容師さんになるには?

美容師資格を持っていれば理容師の仕事もできると思っていましたが、全く別の資格が必要でした。

理容師さんになるには、どんな資格や練習が必要なのでしょうか?

理容師さんになるためには、国家資格である「理容師国家試験」に合格しなければなりません。

こちらの資格も美容師さん同様に、試験に合格すればなれるという物ではなく、一般的には高校卒業後に美容専門学校(昼・夜制2年、通信制3年)の修了後に受験資格を得る事ができます。

国家試験には学科の他に、カッティング・シェービング・整髪の実技もあるため、専門学校で学びます。

先に出た美容師国家試験の実技と比べると違いがありますね。

美容院?美容室?色々な呼び方があるのはなぜ?

お店によって「美容院」だったり「美容室」だったりと、美容院にも理容院にも様々な呼び方があるのを見かけませんか?

私は「お店の大きさや規模によって違う」と思っていたのですが、特に決まりはありませんでした。

お店の持ち主である美容師さんや理容師さんが、屋号(やごう)として好きな物を使っているそうで、法律などに登場する際には「院」や「室」は使われていません。

同じ理由から「サロン」や「○○ハウス」なども使用されています。

日本には、どの位、屋号に種類があるのか気になりますね。

まとめ

美容院と理容院の違いは、使える道具や施術によって違いがあったんですね!

なかなか思い通りに仕上げてくれるお店を見つけるのは難しいですが、それぞれの特徴や得意分野を知る事ができましたね!

私の様に、得意分野を使い分けてみるのもオススメです。