ももとすももの違いは?種類によっても味は違う?!

「すもももももももものうち」という早口言葉がありますが、本当に「すもも」は「もものうち」なのでしょうか?

スモモとモモ、色や形はよく似ていますよね。

でも、スモモはモモのように産毛が生えていないし。

糖度が高くてジューシーなモモと、甘酸っぱさが特徴のスモモでは味も違うような気もします。

モモとスモモの違い、美しい花について、意外と知らない種類などをご紹介します。

モモとスモモの違い

モモもスモモもバラ科サクラ属の樹木です。同じサクラ属の仲間にはウメやアンズサクランボなどがあります。

桃(モモ)

モモは中国が原産で、日本に渡ってきたのは弥生時代と言われています。明治時代から栽培が盛んになり、品種改良が重ねられています。果実は7月~9月頃に市場に出回ります。とても甘くてジューシー、全体に産毛が生えているのが特徴です。

李・酢桃(スモモ)

スモモという名前は、モモに似ているからというのが由来です。スモモの「ス」は酸っぱいから「酢桃」になったという説が有力です。また、モモには産毛のような毛が生えていますが、スモモにはないので毛のない桃という意味で「素桃」という説もあります。

果実は6月~8月頃に市場に出回り、モモに比べて酸味が強いのが特徴です。スモモには大きく分けて2種類あります。中国・日本原産の日本スモモと、ヨーロッパ原産の西洋スモモです。

スモモは英語ではプラム、フランス語ではプルーンと言いますが、日本ではプラムは日本スモモを、プルーンは西洋スモモを指すのが一般的です。

モモ&スモモの花見はいかがでしょう?

モモの花はひな祭りの歌にも出てきますね。「おはなをあげましょ桃の花~♪」・・・といっても、昔は旧暦でお祝いしていたので、あの歌のひな祭りは4月上旬くらいです。

モモは桜より少し前の3月下旬から4月上旬に、濃いピンク色の可愛らしい花をつけます。モモの生産地では、お花見の時期にバスツアーやお祭りが行われるなど、桜とは一味違うその美しさは観光にも一役かっています。

モモの生産量日本一の山梨県では、笛吹市桃源郷春まつりが行われたり、モモの花の見どころを周る観光タクシーなどもあります。

牧丘タクシーHP 山梨お花見情報【桃の花(桃源郷)の名所】

スモモは?というと、ちょうど桜と同じくらいの時期に花を咲かせます。4月上旬ごろ果樹園地帯では、桃の濃いピンクと李の薄いピンクの花が両方咲き、美しいコントラストができます。スモモの花の開花は桜と重なるので、あまりお花見という話はききませんがスモモの産地ではお祭りも開催されています。

「スモモの里」で知られる北海道の更別村では、5月の下旬に「すももの里まつり」を開催しています。また約1,000本のすももの花が咲くころには、「十勝さらべつすももカフェ」ですももスイーツが食べられます。

十勝さらべつすももカフェ

モモの種類

モモって1種類だと思っていませんか?実は色々な種類があって、それぞれに採れる時期や味、大きさやお値段が違います。自分のお気に入りを通販で指名買いするのもおススメです。

清水白桃・・・7月上旬~8月下旬に食べられる桃です。皮も果肉も白くて形が綺麗な品種です。きめが細かくてジューシーなのが特徴です。

川中島白桃・・・8月上旬~9月中旬の少し遅めの時期に出回る桃です。果肉は白く大きめ、シャキッとした歯ごたえが特徴です。比較的日持ちがします。

日川白鳳・・・6月下旬に食べられる早生の品種です。皮は全体に赤味を帯びていて、さっぱりとした甘みと香りが特徴です。

黄金桃・・・旬は8月上旬~9月中旬。皮も実も黄色い品種で、まったりとした甘みとトロッとした食感が特徴です。

新品種も続々

桃はまだまだ品種改良が進んでいて、新しい品種が出続けています。

スモモの種類

スモモは種類が沢山あり、それぞれに見た目も味も違います。プルーンはドライフルーツなどでお馴染みですが、国産のものは生食が主流です。

ソルダム・・・7月下旬~8月上旬に出回る、独特な外見のスモモです。皮は緑がかった紫色ですが、熟すと赤味が増します。実は赤色で、甘みと酸味のバランスが絶妙です。柔らかくなるくらいに熟したソルダムはすごく甘くなります。

大石早生・・・5月下旬~7月上旬と早い時期に収穫される、代表的なスモモです。爽やかな甘酸っぱさが特徴で、日本では一番多く作られています。

紀陽・・・8月ごろ旬を迎える品種で、サイズも大きく、皮は紅色・果肉は淡黄色と見栄えも良いスモモです。上品な甘みで糖度も高く人気があり、お値段は少し高めです。

サンプルーン・・・9月中旬頃~10月上旬頃市場に出回ります。果皮は濃い紫色で果肉は黄褐色です。強い甘みとほどよい酸味が特徴、日本で一番多く作られているプルーンです。

モモの加工品

モモの加工品として、代表的なのは缶詰ですね。殺菌・真空で密封されて、長期の保存が可能なモモの缶詰。甘~いシロップ漬けのモモは、フルーツポンチやヨーグルトなどと一緒に食べても美味しくて大好きな人も多いのではないでしょうか。

ちょっと気になる缶詰の作り方ですが、種は専用の機械で一個づつ人間が外し、皮も蒸して手で剥いています。手作りなんですね。

興味がある方はこちらの動画をご覧ください。

缶詰の他には、グラニュー糖とレモンで煮込んだコンポートや、濃厚なジュース、さっぱりとした甘みのジャムも人気です。

スモモの加工品

カリフォルニアプルーン協会 プルーンについて

プルーンはドライフルーツやジャムなど加工品としても人気のフルーツですね。加工されたプルーンの多くは、カリフォルニアなどからの輸入されています。木で完熟させたプルーンを収穫して、熱風乾燥室で水分20%程度に乾燥させたものです。

プルーンには多くのビタミンやミネラルの他、抗酸化物質が含まれていてアンチエイジング効果が期待できます。食物繊維や鉄分も多いので、健康食品としても人気が高いのです。

日本スモモの加工品としては、ほのかにスモモの香りがするプラム酒、色が綺麗なソルダム酒、良い香りの甘酸っぱいジャムなども作られています。

まとめ

モモとスモモは全く同じ種類ではないものの、ウメやサクランボと共に似た仲間でした。モモもスモモも沢山の種類や加工品があります。

スモモは特に酸味が強いので苦手な人も多いかもしれませんが、種類によって大分味も違います。色々な種類を食べてみて、是非お気に入りの味を探してください。