ヤモリとイモリの違い!見分けるポイントは?意外にかわいいと女子にも人気!?

小さな虫を目当てに窓ガラスや壁に引っ付いていたり、小川や田んぼで見かける事もあるヤモリとイモリ。

「ねぇ?あれはヤモリ?それともイモリ?」聞かれて見分ける事ができますか?

よく似ていて区別がつかない両者ですが、顔やしぐさのかわいらしさから、最近はペットとしても人気です。

今回は、ヤモリとイモリが簡単に見分けられる方法や体の特徴、名前の由来、その他の似ている動物も紹介します!

ここが違うよ!ヤモリとイモリ

一見ではよく似ていて、名前も1字しか違わないヤモリとイモリは同じく卵から生まれるものの、違いの大きい生き物でした。

ヤモリとイモリの違いや見分けのポイントを紹介します。

ヤモリとイモリの違い

  ヤモリ イモリ
分類 爬虫類 両生類
生息地 陸地 陸地や水辺
活動する時間 夜行性 1日中
体の色 灰色で乾燥肌 黒っぽくて濡れ肌

ヤモリはトカゲ等と同じ爬虫類で陸地で生活していて、夜行性のため日中よりも夜に部屋の明かりに寄って来る小さな虫を捕食するために窓に張り付いている事があります。

イモリはカエル等と同じ両生類で陸地で見かける事もありますが、水辺にいる事が多く、スピードはありませんが泳ぐこともでき、活動する時間も決まりはなく日中も動き回っています。

見分け方のコツは?

先に紹介した違いでも見分けのポイントになりますが、お腹側を見れば簡単に見分ける事ができます!

じーっと見つめなくてもガラス越しなどですぐに分かるので苦手な方でも見分けられます。

  ヤモリ イモリ
お腹の色 背中と同じ灰色 背中と違う赤色
指の数 前後5本で爪がある 前4本後5本で爪がない

ヤモリのお腹は背中の色と変わらない灰色をしていて、前脚・後脚共に5本の爪の生えた指を持ちます。

イモリのお腹は背中の黒っぽい色とは違い赤色で、前脚に4本、後脚に5本の指を持ち、爪は生えていません。

このように、お腹の色ですぐに見分ける事ができます!夜、窓に張り付いていた子のお腹は何色でしたか?

灰色や白っぽい色のお腹で窓に張り付き小さな虫を狙っているのは「ヤモリ」という事になります。

ヤモリはこんな生き物

トカゲなどと同じ爬虫類に属するヤモリの生態や名前の由来を紹介します!

こちらでは外来種でありながら「日本」と入った学名を持つ「ニホンヤモリ」について紹介します。

名前の由来

ヤモリは人に対しては臆病ですが、民家やその近くの場所を好んで生息することが多く、肉食のヤモリは民家に出る害虫になる虫や節足動物を捕食してくれるため「家を害虫から守ってくれる」=「家守(ヤモリ)」と名前がつき古くから有益な動物として人と共存しています。

我が家にも毎年やって来てガラスに引っ付いているのを見かけますが意外に愛嬌のあるかわいらしい仕草で捕食しています。

分布と生態

「ニホンヤモリ」と呼ばれていますが日本の固有種ではなく中国や朝鮮半島、日本では秋田県より南の本州、四国、九州に分布しています。

ユーラシア大陸から来た外来種と言われていますが学名にも「Gekko Japonicus」と日本という単語(Japonicus)が含まれています。

これは、江戸時代に長崎の出島に来たドイツ人医師シーボルトが「日本の固有種である」と新種として報告したことに由来しています。

生態は夜行性で昼間は天敵の鳥や蛇から身を隠し民家の壁などの隙間にいることが多く、夜になると照明の明かりに集まって来る昆虫を狙って窓ガラスに引っ付いていることがあります。

この時、上手にガラスや壁などに引っ付いていられるのは、カエルの手にも似ている指先の吸盤の効果だと勘違いしがちですが、ヤモリの指先に吸盤はなく、毛状の物が生えています。

この細い毛がガラス等の表面の凹凸噛み合うことで「ファンデルワールス力」という力が生じ、この力で引っ付いていることができ、指先の毛の向きを変えるだけで剥がす事もできます。

このヤモリの指先に注目し岩やガラスと使う場所を選ばない「繰り返し使え、粘着剤が残りにくい」という粘着テープが開発されています。

イモリはこんな生き物

ヤモリとの見分け方のポイントとしても登場しましたが、両生類に属する知れば知るほど不思議な生き物、イモリの生態や名前の由来を紹介します。(こちらでは日本イモリとも呼ばれる日本の固有種アカハライモリについての紹介です)

名前の由来

イモリは田んぼや水路、小川など水が多い場所を好んで生息し、肉食のイモリは田んぼなどで害虫になる虫も捕食してくれるため「井戸(水の周り)を害虫から守ってくれる」=「井守(イモリ)」と名前がつき古くから大切にされている動物です。

水辺などで突然登場されると、びっくりしてしまいますが意外にイイ奴なんですね!

分布と生態

アカハライモリは北海道を除く本州・四国・九州に生息する日本の固有種のイモリでしたが、近年では人為的に持ち込まれ、北海道での増殖が問題になっています。

水田や小川などの水辺に生息していて体は常に湿っていて、名前の由来でもある様に昆虫やミミズを餌とするほかにモリアオガエル等の希少な両生類の卵を食べてしまう事もあり、厄介者扱いを受ける事もあります。

イモリのお腹を見た事がありますか?綺麗な赤い色をしているのですが、これは「警戒色」といい他の動物やイモリを捕食しようとする動物に対し「毒持ってるぞ!危ないぞ!」と知らせるための物で、陸上で何らかの刺激を受けるとお腹の色を見せるような行動をします。

イモリが持っている毒はフグが持つ猛毒「テトロドトキシン」と同じ物ですが、人に害が及ぶほどに強力ではありませんが、目や口に入ると炎症を起こしてしまうのでイモリに触った手で目や口に触れないように注意しましょう!

他にもいます!似ている生き物

ヤモリとイモリに似た姿の生き物は他にも見かけますが、ヤモリとイモリどちらに近いのでしょうか?

  種類 生息地
トカゲ 爬虫類 南極以外の全大陸の色々な場所
カナヘビ 爬虫類 ユーラシア大陸・アフリカ大陸、日本などの様々な場所
サンショウウオ 両生類 中国・台湾・アメリカ・日本の水の綺麗な場所

トカゲはヤモリと同じ爬虫類で同種にイグアナやカメレオンも含まれるため世界中の色んな場所で仲間をみる事ができ、日本にもニホントカゲやオキナワトカゲなどの固有種が生息しています。

カナヘビもヤモリと同じ爬虫類で、こちらも色んな場所に仲間が生息していて、日本にも固有種のニホンカナヘビはトカゲに似ていますが、体長の2/3が尾という位長い尾を持ち、白いラインが2本入った模様を持ちます。

サンショウウオはイモリと同じ両生類でウロコはなく体全体が粘液に覆われていて、この粘液の香りが「山椒」に似ている事が名前の由来になります。

日本以外では、中国・台湾・アメリカなどの1部の地域の水の綺麗な場所に生息しています。

日本で天然記念物に指定されていて採集や飼育が禁止されている種類もいます。

私は地方に住んでいるのでヤモリとイモリ以外にも、こちらで紹介した動物達にはよく遭遇していて両生類も爬虫類も大好きで、手の平に乗せて観察したり飼育したこともありますが、意外に表情豊かで、硬いと思われがちの体もプニプニでかわいいです!

ペットとして人気の爬虫類や両生類もいますが、絶滅危惧種に含まれている物もありますのでむやみに採集や飼育する事はやめましょう。

まとめ

ヤモリとイモリの見分けが簡単にできるポイントや、人間との関係、生態の違いなどが分かりましたね!

爬虫類は女子に人気があまりないかと思われるかもしれませんが、小さな見た目とせかせかと動く仕草が意外にも人気があったりします。

もちろん、これは人にもよりますが雨上がりの公園などでは意外と見かける機会もあるので、もし見てみたければワンチャンス出かけてみるのもアリかもしれません。

次にガラス窓に張り付くヤモリや、水辺で見かけたイモリの違いを聞かれたら、すぐに判別して答えられたら驚かれる事間違いなしです!