ワイシャツとブラウスの違いは?女性に贈るならどっちがいい?

新社会人の頃、ワイシャツを着てネクタイを締めるとなんだか大人の仲間入りをした気がして気持ちが引き締まりました。

同じく新社会人になる女性へのプレゼントにと、ブラウスを選んでいて気になったのですが、同じ前ボタンのシャツであるワイシャツとブラウス。

襟や袖口のボタンなど似ている点は多いのですが違いはどこにあるんだろう・・・?

ということで、今回はワイシャツとブラウスの歴史や由来、違いについて調べ、これを紹介していきます!

ワイシャツとブラウスの違い

ワイシャツとブラウスの違いを見抜く大きなポイントとして、「ボタンの向き」「首元の開き」の2つのポイントがあるので、これを表にまとめました。

 

ワイシャツ

ブラウス

ボタンの向き

左側にボタンホール

右側にボタン

左側にボタン

右側にボタンホール

首元の開き

首周りにフィットした作り

首元が開いた作り

 ワイシャツ

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ブラウス

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ボタンの向き

ワイシャツとブラウスは、ボタンの向きを見ることで簡単に見分けがつきます。

ワイシャツ(男性用のシャツ全般)は右側にボタン、左側にボタンホール、ブラウス(女性用のシャツ全般)は左側にボタン、右側にボタンホールがあります。

これは、昔、ヨーロッパでは男性は自分で着替えをしますが、上流階級の女性は他人(メイドさん等)に着替えを任す事が多く、多数派だった右利きの人に合わせブラウスではボタンが左側につけられるようになりました。

その、なごりが現代にも引き継がれ、ボタンの向きが見分けるポイントになっています。

首元の開き

ワイシャツの場合、ネクタイを締めるのを前提として、首回りにフィットした作りになっています。

そのため、ワイシャツを購入する際には首回りのサイズも必要になってきます。

ブラウスの場合は、比較的首元が開いた物が多く、これは女性のヘアスタイルを乱さないようにと工夫されています。

クリーニング代が高いのはどっち?

「似たようなシャツなのにどうしてブラウスはクリーニング代が高いんだろう?」と、疑問に思ったことはありませんか?

プレゼント相手が一人暮らしを始めた家族などの親しい間柄であれば、クリーニング代などのランニングコストも考慮してあげたいところですよね。

一般的にクリーニングに出したとき、ワイシャツよりもブラウスの方がクリーニング代が高い傾向にあります。

これは、それぞれの素材やクリーニングの方法に違いがあるからです。

ワイシャツは綿やポリエステル素材の物が多く、機械洗浄、機械プレスで形を整える事ができまる一方、ブラウスは綿や絹、それらの素材ににせた柔らかい物が多く、機械洗浄や機械プレスが使えないといったことがあります。

これは、柔らかいものに機械洗浄や機械プレスをすることで型崩れやシワが起こることがあるからです。

また、ブラウスの場合はボタンや装飾も変わった物が多く、そのために手でアイロンをかける工程が必要になってきます。

ブラウスの場合、こうしたワイシャツにはない手間が生じるので、基本的にはブラウスの方がクリーニング代が高くなる傾向にあるわけですね。

そもそもワイシャツって?

ワイシャツという言葉はよく耳にしますが、そもそもワイシャツってなんだろう?

ここでは、そんな疑問について由来、定義、歴史の観点からワイシャツについて詳しく調べ上げました!

ワイシャツの由来

ワイシャツは「Yシャツ」と書く事もありますが、これは形のことを表しているのかと思いきゃ、実は違います。

ワイシャツは元々、「white shirt(ホワイトシャツ)」という和製英語で呼ばれていて、これがなまり、略した呼び方で定着したのがワイシャツです。

最近ではカラー付きのワイシャツも当たり前のようにありますが、元々の由来は「白いシャツ」を意味していたわけですね。

ちなみに、「white shirt」は和製英語のため、アメリカなどでは通じません。

アメリカでは「dress shirt(ドレスシャツ)」などと呼ばれているので、海外出張がある人は頭の片隅に入れておくといいかもしれません。

ワイシャツの定義

主に男性が背広の下に着用する前開きでボタン・襟・カフスのついた白や淡色のシャツの事を指します。

同じ形のシャツでも色や柄が入っている物は「ドレスシャツ」と呼ばれたり、素材が違う場合は「コットンシャツ」や「ネルシャツ」の様に名前が変わり、ワイシャツとは呼ばれません。

ワイシャツの歴史

ワイシャツは元々、中世時代に西洋で肌着として親しまれてきた衣服で、男性に限らず、女性も着用していました。

その後、礼装のワンアイテムとして、背広などの下に着用されるようになっていきました。

ワイシャツの形をみると着丈の裾が両脇は短くなっていて、前後の身ごろが長くなっていますが、これは現在の男性用の下着であるブリーフやトランクスが登場する1930年代頃まで、ワイシャツの長い部分で股間を覆い、ズボンが汚れないように下着替わりに使用されていたためにそのように形になっています。

現代でもその名残が残っているので、そのような形になっていますが、これは元々、オシャレ要素として取り入れられたものではなく、機能的な要素として取り入れられたというわけですね。

ちなみに、現在でもワイシャツのボタンで下の方に離れてボタンがついているものがありますが、これは股間を覆う時に裾同士を留めていたボタンの名残です。

「一体、なんのためについてるんだろう?」と思っていたのですが、こういった歴史が関係していたことを知ると「なかなか考えられて作られているんだなー」ということがわかるので、面白いですよね。

ブラウスとは?

ブラウスもそもそもなんだろう?ということで、由来、定義、歴史の観点から詳しく調べ上げました!

ブラウスの由来は?

ワイシャツの由来は和製英語でしたが、ブラウスは「blouse」という英語が由来になっています。

このブラウスの語源となった「bliaud(ブリオー)」は、ボタン式ではなく頭から被るタイプの服で、ベルトを巻き、腰から下にヒダを作るようにして着用されていました。

イメージとしていえば、ドラクエにでてくる村人が着用しているような感じの服です。

当時は男女共通の服でしたが、男性用はズボンを履くため腰から膝くらいまでの丈でしたが、女性用は1枚で着用するため、ワンピースのようにもっと丈は長く作られていました。

現在でもワンピースのウエスト辺りにベルトを巻き、ヒダをつけて着用するファッションがありますが、こちらは「ブラウジング」と呼ばれ、これもブリオーが語源になっています。

ブラウスの定義

基本的な形状は男性のワイシャツと同じですが、丈は腰あたりまでの物が多く、素材は綿・絹、それらに似せた化繊で作られ「シフォンブラウス」など柔らかい風合いの物もあります。

デザインや色・柄、袖や襟の有り無しなどの定義はなく、レースやフリル、ビーズなどで装飾された物もあります。

ブラウスの歴史

すでに1万年以上前に着用されていた衣服の中にブラウスに似た物が発見されていて「ブリオーより前からブラウスはあった」という説もあります。

現在の着用方法に近くなったのは19世紀の終わりで、長めのスカートを合わせたツーピースとして広まりました。

この頃は、女性の社会進出が広まった事もあり、ワンピースやドレスよりも動きやすいと着用されるようになり、日本でも20世紀に入った頃から季節を問わず1年中着用されるようになっていきました。

女性にプレゼントとして贈るならどっちがいい?

元々、この記事を書くときは新社会人へのプレゼントとしてどちらを贈ろうかなと迷ったのですが、ワイシャツもブラウスも元々は同じ男女兼用の服なわけです。

現在では、ワイシャツは男性用として用意されていることが多く、女性用のワイシャツはビジネスシーンや冠婚葬祭など、よりフォーマルな場での服装として着られていることが多いです。

一方で、ブラウスは女性用としてフォーマルからカジュアルまでこなせる服装として着られていることが多いです。

ここまでに紹介してきた違いから、どっちがプレゼントとして贈るのがいいかな、という結論についてですが、私はブラウスを贈りました。

というのも、ワイシャツの場合だとサイズが結構シビアで、首周りのサイズなどもあります。

ブラウスの場合、ある程度ゆったり着る感じでもOKなので、ピッタリサイズを選ばなくてもOKですが、ワイシャツの場合、ピッタリサイズじゃないとフォーマルな場などではちょっと違和感が出てしまいます。

そのため、ワイシャツかブラウスのをプレゼントする場合、

  • 相手のサイズがバッチリわかっているならワイシャツ
  • 相手のサイズでわからないところがあるならブラウス

といった具合に選ぶといいでしょう。

迷ったらポロシャツという選択肢も!

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ワイシャツとブラウスで迷ったら、伏兵としてポロシャツという選択肢もありです。

職場によってはポロシャツは普通にOKだったりしますし、そうでなくても会社のレクリエーションで使う機会もあります。

ポロシャツは、Tシャツとワイシャツ・ブラウスの中間の様なデザインで、動きやすいことから学校や職場の制服として、男女問わず使用されています。

ポロシャツは元々、馬に乗って行う球技の「ポロ」という試合で着用されていたシャツで、襟付きの半袖で、襟元から1~4個ほどのボタンがついているのが一般的です。

そして、ボタンによって前を全開できないため、頭から被って着用するのが基本です。

元々、スポーツ競技用に作られたため、動きやすい作りになっていて伸縮性・吸汗性がいいといった特徴もあります。夏場にはピッタリですね。

ポロシャツが一般に広まったのは、1930年代頃です。

この頃には、ポロ競技よりもメジャーなスポーツである、テニスやゴルフなどの試合でポロシャツを着用する選手が増え、一気に広がっていきました。

そのため、現在ではポロシャツは「テニスシャツ」「ゴルフシャツ」とも呼ばれています。

まとめ

ワイシャツとブラウスを見分けるポイントとしては、ボタンの向きや首元の開きで簡単に見分ける事ができます。

元々は男女兼用のため、着るのが女性であればワイシャツであってもブラウスであっても、どちらでも違和感はありません。(男性のブラウスは今時だとちょっと違和感がありますが、今後のトレンド次第では流行るかもしれませんね)

プレゼントとして女性に贈る場合、選びやすいのはワイシャツよりもブラウスです。

ただ、ブラウスの場合は男性にとってもなかなか馴染みがないものなので、そういったときはあえてのポロシャツという選択肢も多いにありです。

相手に合わせたアイテムチョイスの参考になれば幸いです!