読書感想文のおすすめ本!小学生中学年向け(3・4年生)良書10冊

最近、小学4年生の息子を持つ友人から「昔は素直でかわいかったのに、最近少しわがままになってきて手がつけられなくなってきて大変だ…。しかも夏休みだし。。」なんて嘆きの声を聞かされました。

小学生3,4年生くらいの時期だと集団生活にも慣れてきて、だんだんと自分の考えを持つようになっていきます。

そして、夏休みといえば定番の宿題なのが読書感想文。

これを機に読書で成長してもらえれば、宿題もこなせるし、人間として一回り成長するので一石二鳥です。

そんなわけで今回は、小学生3、4年生におすすめな一回りの成長が期待できる良書10冊を子供がいる親御さんにアンケートを取って独自調査してきましたので、これをまとめて紹介していきます!

1.あらしのよるに

完全版 あらしのよるに (あらしのよるにシリーズ)

この本がおすすめな理由

あまり本を読まない子どもでも読みやすいページ数に加え、感情移入しやすいストーリーが展開されています。

海外でも読まれている大人気作品であり、絵本を通じて情景描写も容易です。

ヤギとオオカミは本来食うものと食われるものの関係、一見相容れない2匹の友情をテーマにしたテンポがよく読みやすい作品となっています。

この本の見所

嵐の中でたまたま逃げ込んだ小屋の中で出会うヤギとオオカミ。オオカミは本来ヤギを食べる側ですが、雨のせいで鼻が効かないこと、さらに暗くて姿が見えないことで相手のことがわからないまま話を続けます。

知らない土地でたった一人、姿の見えない相手との友情をテーマにしたハラハラドキドキのストーリー展開が魅力です。

「あらしのよるに」という合言葉を元に後日会う約束をしますが果たして…。

2.ウェン王子とトラ

ウェン王子とトラ

この本がおすすめな理由

トラと子供(ウェン王子)が心を通わせるという内容もいいですが、何よりも「親が子供を思う気持ち」がひしひしと伝わってくる絵本です。

子供もきっとこの本を読むことで、親の愛、母が子供を思う気持ちの強さに気が付いてくれるんじゃないかなと思います。

あとは、人間の身勝手さなどにももしかしたら気が付くのかもしれませんね。

この本の見所

この絵本の見どころは、やはり、トラが一瞬ウェン王子に襲い掛かろうとするんだけれど、殺された子供のトラを思い出してそっと口にくわえてやる…というシーンです。

トラの子供を思う気持ちがひしひしと伝わってきます。

でも全体的に、中国の水墨画の手法で描かれたとても迫力のある絵本なので、子供も集中して見てくれると思います。

3.キャプテンはつらいぜ キャプテンシリーズ(1)

キャプテンはつらいぜ キャプテンシリーズ(1) (講談社青い鳥文庫)

この本がおすすめな理由

弱小の町内会野球チーム「ブラック・キャット」は、6年生のキャプテンや5年生のピッチャーが一気に止めてしまい存続の危機に……!

成り行きでそんな弱小少年野球チームのキャプテンとなってしまった5年生の主人公「勇」が、それでもこの危機を乗り越えようと奮闘します。

野球チームの危機を救うため、問題に突き当たりながらも一つ一つ解決し、成長していく「勇」やチームメイトの姿は、子供たちに、課題について自分で一生懸命考え、上手くいかなくても諦めずに取り組む姿勢や問題を切り抜けた時の達成感の重要さを伝えてくれます。

この本の見所

主人公や少年たちを見守る大人たちの姿勢が素敵です。

先回りして解決するようなことはせず、あくまで子供たちが自身で解決するように見守り、必要なところだけ手助けをする、という子供との関わり方が読んでいて安心できます。

私も子育ての中で、子供のことを心配するあまり、つい先回りして問題を解決してしまいたくなってしまうことが多々あります。

しかし、それは結局子供の考える力を阻害しているよな、と反省することが多いので、本書の大人たちのような、子供たちに当事者として考えさせる姿勢は是非見習いたいです。

4.たのしいムーミン一家

たのしいムーミン一家 (新装版) (講談社青い鳥文庫)

この本がおすすめな理由

お馴染みのムーミンのお話が小説になっています。

ムーミンのアニメを観たことがない今のお子さんたちは、ひょっとするとキャラクターグッズとしてのムーミンしか知らないかもしれません。

ムーミンの物語は、勧善懲悪でもお説教系でも感動モノでもありませんが、その不思議な世界観は子どもたちを魅了するに違いありません。

この本の見所

可愛らしいキャラクターたちのぽつりと言うセリフが、大人も頷くほど深かったりして、やさしさもユーモアも自由も詰まっています。

あとひらがなが多いので、読みやすいと思います。

子どもの頃は、スナフキンがかっこよくて大好きでした。

あと、この物語に出てくる「飛行おに」というキャラクターが、とても怖かったことを覚えています。

ファンタジーとしても十分に楽しめるのですが、大人になると各キャラクター(特に大人の登場人物)がふと漏らすセリフに、ドキッとしたり切なくなったりします。

子どもだけのものではないところが、この作品の魅力だと思います。

5.ないたあかおに

ないた あかおに (絵本・日本むかし話)

この本がおすすめな理由

私の息子が小学生の頃に初めて涙を流した本です。

大人の私でさえ何度読んでも胸が熱くなり、赤鬼と青鬼の真尾の友情とは何かを考えさせられる少し悲しい物語です。

青鬼から優しさ、強さ、寂しさを学びお子様の成長にもきっと役立てる一冊だと思います。

お子様なら誰もが思い描く怖いイメージの鬼から、相手を思いやる優しい気持ちの鬼に誰もが心打たれるお話しなので、やはり世代を超えて読み聞かせていきたいものです。

この本の見所

素直でやさしい赤鬼が、山に1人で住んでいました。

仲間の鬼達の為にいい事をしたい、さらにできる事なら人間達とも仲良く暮らして生きたいと思い、ある日赤鬼は自分の家の戸口の前に立て札を立て、人間達が遊びにきてくれるように誘いました。

しかし村人達は、騙して食うつもりではと誰も遊びにはきませんでした。

そんな話しを仲間の青鬼は聞いて、自分が悪者になってふもとの村で暴れるからそのすきに自分をやっつけろ、そうすれば人間は赤鬼の事を信用してくれるだろうと言います。

この提案を実行し青鬼をやっつけた赤鬼は見事人間達と仲良くなります。

しかし、それと引き換えに、大切なかけがえのないものを失ってしまいます。

人間社会でも起こりうるであろう、仲間関係、信頼関係、それにともなう複雑な心境、こうした細かな描写をわかりやすく感じ取れるので人付き合いや本当に大切なことについて考えさせてくれる一冊です。

6.ローワンと魔法の地図

ローワンと魔法の地図  (リンの谷のローワン 1)

この本がおすすめな理由

特に本を読まない男の子が、どっぷりと本に親しむきっかけになりうる本です。

文字だけではなく、目で見て楽しめておとなでも解答に爽快感を覚える謎解きがいくつも出てくるのがいいのだと思います。

それだけだとただのゲームブックなのですが、これはストーリーもわかりやすい冒険物語なので、子供が読書の楽しみに目覚めやすい。

過去に課題図書に選ばれたこともあり、テーマもしっかりしています。

お子様がハマればシリーズ全部ねだられる覚悟が必要です!

この本の見所

まずは謎解き。読書というより、謎解き部分はゲーム感覚で読めるのがいいと、この本をきっかけに本にハマった子供が言っていました。

加えて物語。ありがちですが、小さくて細い弱虫の少年が、知恵だけを武器に険しい道のりをすすむ姿は、読むこちらも勇気付けられるものです。

決して英雄ではない少年がヒーローになる過程は、おとなでも楽しいもの。本当の名児童書とは、子供だけでなく大人も楽しめるものだと思っているのですが、ローワンシリーズはまさにそれ。

お母さん・お父さんと同じ本を読んで感想を言い合えるというのもこの本のおすすめポイントです!

7.王子とこじき

王子とこじき (10歳までに読みたい世界名作)

この本がおすすめな理由

この本を読んで、人を見た目だけで判断するのではなく、中身をしっかり見てあげられるような人に育ってもらいたいと思いました。

自分という人間を大事にして、自分をもっと好きになり自分を知り、自分に自信が持てるような人にもなって欲しいです。また人を愛して周りの人達からも愛されるような人になって欲しいと思いこの本を勧めたいと思いました。

この本の見所

登場人物のエドワード王子と、こじきの子のトムが出会い、服を取りかえた2人に次々と起こる出来事にドキドキさせられるので読んでいて楽しいです。

「物語ナビ」が付いているので、もう1度内容を見直すと読書感想文を書くときに大変便利です。イラストがカラーでとても見やすく、楽しい世界が伝わってきて読んでいるとどんどん本の世界に夢中になれます。

8.銀河鉄道の夜

銀河鉄道の夜 (280円文庫)

この本がおすすめな理由

よくも悪くも現実的な話ではありませんが、人間の心理などの機微にはしっかりと触れていますし、現代においても全く廃れた印象を抱かせない作品です。

今も昔も人の残酷さや対人関係や友情の難しさはさして変わらず、だからといって美しい部分がないわけではない…というような生々しい部分と、芸術といってよい程の美しい仮想空間の描写のバランスが素晴らしく、読み手である子供たちに何らかのインパクトを与えてくれる作品だと思います。

この本の見所

小学校中学年程度の年齢ならば問題なく読める程度の簡単な文章ながら、いかにも「子供向け」というあざとさを感じず、素直に心に染み入る何かがある作品だと思います。

想像力がどんどん伸びているこの時期の子供に、宮沢賢治の描く単純でいて凶暴なほど美しい世界に触れて欲しいと思います。子供の中の「文章の巧みさ」「言葉を遊ぶという感覚」といったようなことから、視覚的な部分(つまりイラストなど)にも影響を与えてくれるのではないでしょうか。

9.小さなりゅうとふしぎな木

小さなりゅうとふしぎな木

この本がおすすめな理由

登場人物の小さなりゅうが、勇気を出して周りに次々と起こる困難を解決したりたくさんの出会いを通して色々な経験をするように、子供にも勇気を出して色々なことに挑戦して欲しいという願いや、お友だちをたくさん作って欲しいと思う気持ちからお勧めしたいです。

子供の創造力を豊かにするのにもとてもお勧めな本だと思います。

この本の見所

昔話を聞いた小さなりゅうが、大きい島のきりの森で不思議な木に出会い、色々なことが起こるストーリーがワクワクして読んでいてとても楽しいです。

文字が大きくて見やすいのと、イラストが多くお話の展開が分かりやすいので子供が一人でも集中してどんどん読むことができます。

イラストが可愛くてカラーのページもあり、何度も読みたくなる作品です。

10.注文の多い料理店

注文の多い料理店-宮沢賢治童話集1-(新装版) (講談社青い鳥文庫)

この本がおすすめな理由

男の子「この本は役にたたなくなったたからもう捨てる」

女の子「新しい人形を買ってもらったからクシャクシャになった人形はもういらない」

などという、たった1回使っただけでゴミ箱に捨てるという勿体ない事をしては駄目という事、物のひとつひとつの大切さを教えるには最高の文学だと思います。

そしていくら古くても、まだ色々な事に役にたつ時が必ずあるという事を教える一冊だと思います。

2人の青年が猟銃と共に狩りにきていて、周りは暗闇になり今まで一緒にいた山の案内人はいつのまにか消えてしまい、今まで連れてい猟銃も泡を吹いて死んでしまいそうだと言う時に‥2人の青年が言っていた一言「この猟銃は役に立たない、今までのお金が大損だ!」「まったくだ山の案内人は消えるし、俺は3000の損害をしたんだ」と金の心配ばかりしていて、2人はやっとのことで1つの小さな西洋レストランを見つけたんですが、そのレストランは少し変わっているんです。

この本の見所

「金属製の物を外してください」

このような支持を聞いた2人の青年は、これほど豪華な料理で、電気などを使った危ないからだと解釈していたつもりだったのです。

そして最後には、「服を脱いで、この酢の香水を浴びて、自分の体に塩をもみ込んでください」とい言い始めたのです。

その時青年たちは気づいたのです。

「自分達が食事をするのではなく、自分達が料理をされて食べられてしまう」という事をそれに気づいた青年達は大慌てでこのレストランをでようとしますが、出られれません、その時に助けに来たのは‥あの時ほったらかしにして置いた猟銃と山の案内人だったのです。

とくに最後に猟銃と案内人が助けに来るところが一番、「ホッとする瞬間、物は大切にという意味」がわかる瞬間だと思います。

少しグリム童話みいたな感じで夏の度胸試しのような気分で、物の大切さを教える一冊の本だと思います。

まとめ

以上、小学生中学年におすすめな読書感想文10冊でした!

友情や人間関係をテーマとしている本であったり、大切なことは何か?ということについて気づかせてくれる良書が揃っています。

多感な時期ならではの読んでおきたい本がそろっているので、読書感想文の本選びの参考にしてみてくださいね。

この夏、一回りも二回りも大きな成長を見せてくれるかもしれません。

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