アシカとアザラシの違いと見分け方!水族館のショーでよく見かけるのはどっち?

水族館の人気者といえば何を思い浮かべますか?

私は、1番にアシカやアザラシの水槽に直行する位にアシカやアザラシ推しです。

いつも寝ているイメージがありますが、その姿がかわいくて大好きです。

大きな目に太いヒゲ、ツルツルした体と似た部分の多い両者ですが見分けがつきますか?

今回は、アシカとアザラシの違いや見分け方を紹介します。

アシカとアザラシの違いは?

大きさや生態については次で紹介するので、ここではアシカとアザサシの見分けのポイントになる部分を紹介します。

似て異なる

先祖は同じグループに属していましたが、種類的には「キツネとタヌキ」位の違いを持ち、それぞれ鰭脚類(ききゃくるい)のアシカ科、アザラシ科に分類されます。

見分けるポイントは?

両者をよく見ると違う部分が見えてきます。

 

アシカ

アザラシ

耳がある

耳がない

長いヒレ状の脚

小さな前脚

泳ぎ方

前脚で泳ぐ

後ろ脚で泳ぐ

アシカには耳介があり、ピコッと飛び出したかわいい耳がついています。

一方、アザラシには耳介(じかい)といわれる耳たぶはなく、穴だけが開いている形なので、パッと見てこれが耳だという部分がありません。

次に、脚についてですが、アシカの脚は長いヒレ状で、これを使って泳ぎ、体を支えて移動できます。

一方、アザラシの前脚は小さく、体を支える事は出来ず移動も前脚を使い腹ばいで滑るように移動します。

そして泳ぎ方に関してですが、アシカは水中で鳥が羽ばたくような動きで泳ぐのに対し、アザラシは後脚(尾ヒレ)を使い魚の様に泳ぎます。

水中での様子をみる事ができるのも水族館の魅力の一つですから、泳ぎ方にも注目してみてくださいね!

アシカとは?

ツルッとした体で芸を覚え、ショーもこなす頭の良さを持つアシカはどんな動物なのでしょうか?

由来

過去には、日本にも「ニホンアシカ」という種類のアシカが生息していましたが1970年代頃までに絶滅していて現在では、その姿を剥製などでしか見ることは出来ません。

漢字では「葦鹿」や「海驢」と書き「葦の生える場所(海辺)に住む鹿」というのが名前の由来です。

元々は「ニホンアシカ」だけを指す言葉でしたが、現在では水族館にいるカリフォルニア・アシカやニュージーランド・アシカを含む同種の日本名として使われています。

アシカはどんな動物?

アザラシよりもスマートで動きも早いイメージがありますが、どんな特徴を持つのでしょうか?

  • 体の特徴:性別で大きな差
  • 生息地:比較的1年中暖かい場所に生息
  • 生態:生息地の岩場や海岸などに住んでいます。

水族館に多くいるカリフォルニア・アシカがオスの体長2.4m、体重390㎏前後、メスが体長2.0m、体重110㎏前後の大きさの個体が多いです。

初めて間近で見た時、あまりの大きさにびっくりした事があります。

触れるチャンスがあったのですが、ツルッとしていて無毛なイメージがありましたが、ゴワゴワした短い体毛に覆われていました。

カリフォルニア・アシカやニュージーランド・アシカの名前の通り、北東太平洋や北米西岸に生息している事が多く、水の中よりも岩場や海岸にいる事が多く、テレビなどで人間と共存している姿をみる事があります。

日本でも温度管理された水族館だけでなく、東京上野動物園や名古屋の東山動物園など、野外で飼育展示している所もあります。

繁殖期にはハーレムを作り、1匹のオスに対し複数のメスが一夫多妻制で生活し、繁殖します。

生まれた子供には産毛がありますが、アザラシの様に真っ白ではありません。

主食は魚ですが、地域によってはペンギンなどの動物を捕食する姿が知られています。

アザラシとは?

川に突然住み着いたり、真っ白な産毛の赤ちゃんが話題になったりとおなじみのアザラシはどんな動物なのでしょうか?

由来

漢字では「海豹」と書きます。

文字通り「海にいる豹」の意味を持っていますが「もしかして、実は豹のように獰猛な動物なの?」と思うかもしれません。

これは「体の模様が豹に似ている」という所から来ていますので、性格が豹に似ているという事ではありません。

アザラシはどんな動物?

氷の上にいるイメージが強いアザラシはどんな特徴を持っているのでしょうか?

  • 体の特徴:性別で大差はない
  • 生息地:氷の上だけに生息していません
  • 生態:氷上だけでなく岩場や海岸などにも生息

日本にも生息しているゴマフ・アザラシのオスが体長1.7m、体重80~120㎏前後、メスが体長1.6m、体重80~120㎏前後と性別で大きな差は見られません。

休みの日のお父さんを彷彿させる寝姿や表情に親しみを感じますね!

アザラシにもゴワゴワした短い毛が生えていて、赤ちゃんの白い産毛も生後3週間ほどで生え変わります。

寒い場所の氷の上で生活しているイメージですが、10属19種が北極圏から熱帯、南極までの海域に生息しています。

日本でも北海道を中心にゴマフ・アザラシ、アゴヒゲ・アザラシなど5種のアザラシを見ることが出来ます。

海ではなく多摩川に住み着いたアゴヒゲ・アザラシも有名になりましたね。

アシカ同様に野外で飼育展示している動物園があります。

繁殖期にはアシカ同様にハーレムを作り、1匹のオスに対し複数のメスが一夫多妻制で繁殖し、メスは1匹で子育てをします。

中にはゴマフ・アザラシのように一夫一妻制で繁殖する種もいます。

主食は魚類ですが、イカやタコなども食べ、アザラシは広食性のため口に入った物は何でも食べてしまう事があり、人間の捨てたゴミやビニールを誤食して死んでしまう事もあります。

北極圏ではアザラシがホッキョクグマの主な獲物で捕食されます。

子供の産毛が白いのも周りの氷に紛れホッキョクグマなどの動物から身を守るためです。

オットセイとは?

アシカとアザラシの見分け方よりは見分けがつきやすいオットセイですが、鰭脚類のアシカ科に属しているのでアシカに近い動物です。

オットセイの特徴は?(ここではアシカとの比較を紹介します)

  • 体毛:アシカにはない柔らかい綿毛
  • 耳:アシカよりも大きな耳介(みみたぶ)がついています。
  • 脚:ヒレの先が揃っています。
  • かしこさ:アシカと同じ位の頭の良さ。

オットセイは成獣でも、アシカにはない柔らかい体毛を持ち、過去には毛皮として重宝され攪乱(かくらん)された事もありました。

前脚に当たるヒレの先がギザギザなアシカと違いオットセイは長さが揃っています。

アシカと同じ様にして移動ができ、泳ぎ方もアシカ同様です。

日本で飼育されている所が少ないので開催している場所が少ないのですが、アシカと同様に芸を覚え、人の顔なども認識できます。

埼玉の東武動物公園などではオットセイもショーに出演しています。

ショーの人気者はアシカ?

両者を比べると、前脚で移動したり立ち上がったりができるアシカの方が少しだけ器用な部分が多く感じます。

水族館で開催されているショーでもイルカやシャチに混じってショーに出演しているイメージがあります。

アザラシのショーを見かけない気がしませんか?アザラシが芸を覚えたり出来るのでしょうか?

アザラシもアシカと同じ位のかしこさを持ち、物を覚える力を持っています。

数は少ないですが、日本でもアザラシのショーを楽しめる水族館があるんです!

中でもオススメしたいのが、アシカとアザラシが一緒に出演する山形県の加茂水族館です。

完璧にショーをこなすアシカと、ちょっとダルそうに芸をするアザラシの姿が可愛らしく、テレビなどでも紹介されています。

一緒に並ぶ姿をみる事が少ないアシカとアザラシを同時に見れるチャンスでもあるのでオススメです!

まとめ

アシカとアザラシの違いがすぐに分かるポイントと、同じ位かしこい事も分かりました。

アシカのショーは見た事がありましたが、アザラシのショーも見てみたいですね。

オットセイとアシカもよく観察して見たくなります。

水族館で両者の違いを誰かに話したくなりますね!