沖縄そば、ソーキそばの違いは?店に入る前に知っておきたい用語まとめ

「沖縄そばとソーキそばの違いってなんだろう?」

沖縄にいったとき、一度は食べておきたいグルメといえば、それはやっぱり「沖縄そば」。

そも思ってはじめての沖縄旅行で沖縄そばの店に入り、テーブルの上に置いてあったメニューに目をやると「沖縄そば」「ソーキそば」「軟骨ソーキ」「じゅーしー」といった具合に、あまり聞き慣れない言葉の連発で「これは一体どれが美味しいんだ…!?」としばし困惑してしまいました。

せっかく沖縄まで来たのだから「どうせなら一番美味しいものを食べたい…!!できればハズレは引きたくない…!!」こう思うのはごく自然なことでしょう。

沖縄そばに関する違いを知っておけば、いざ注文をするときに「なにを頼めばいいんだ?」と混乱せずにすむようになるので、ここで知識を身に着け、おいしい沖縄そばをまるで”通”かのようにキリッとかっこよく注文できるようになっちゃいましょう!

沖縄そばとソーキそばの違い

それでは、さっそく沖縄そばとソーキそばの違いについてですが、この2つの違いはいたって単純。

  • 沖縄そば:ソーキそばを含む沖縄そばの総称
  • ソーキそば:ソーキというトッピングが乗った沖縄そばのうちの種類のひとつ

たったこれだけの違いです。

ラーメンでたとえるなら「ラーメン」の中にも「チャーシュー麺」といった種類があるように、「沖縄そば」にも「ソーキそば」という種類があります。

「たったそれだけ?」と思ってしまようなことかもしれませんが、沖縄そばとソーキそばの違いは、いたってシンプルだということですね。

沖縄そばとは

沖縄そばは、沖縄の県民食として定着している麺料理で、小麦粉・塩・かん水といったシンプルな材料で作られ、素朴な味がどこか温もりを感じさせる沖縄を代表する庶民食です。

「そば」という名前がついていますが、沖縄そばには蕎麦粉は一切使われず、小麦粉のみで作られるといった特徴があります。(最近は小麦粉と配合した麺も作られています)

ただ、製法的には中華麺と同じなので公正競争規約上での分類は、れっきとした「中華めん」として分類されています。

麺は一般に太めに作られ、味は薄味な和風だしを用いることもあって、その味や食感はラーメンというよりはどちらかというとうどんに近い感じです。

ちなみに、10月17日は「沖縄そばの日」とされていて、この日に沖縄そばが認定されたことから10月17日はスーパーなどで沖縄そばセールが開催されていることもあります。

ソーキそばとは

ソーキそばは、ソーキというトッピングが乗った沖縄そばのことです。

そして、このソーキというのが一体なんなのか?ということですが、ソーキというのは豚肉の部位のことで「骨付きあばら肉」を「ソーキ」といいます。

このソーキが沖縄そばにドン!とトッピングされると、それはただの沖縄そばではなくなり、ソーキそばと呼ばれます。

食感はチャーシューのそれと違い、もう少しやわらかく、肉感はたっぷりながらも脂っぽさをあまり感じないので、脂っこいチャーシューが食べられない私でもおいしく食べることができました。

沖縄そば屋でよく出てくる用語

沖縄には、その土地独自の独特な言葉が数多く存在します。

さきほどの「ソーキ」もそうですが、「これは一体、どんな料理なんだろうか!?」と思わず、店員を呼んで逐一説明してもらいたくなるほど、本土の人には伝わらない独自の用語がたくさんあります。

ここでは沖縄そば屋に行くとよく見る用語をまとめていますので、これを知っておけば沖縄そば屋で注文に迷わなくなるようになり、その時の自分の気分にあったメニューを頼めるようになります。

ソーキ

先ほども説明しましたが、ソーキは豚肉のことで、一般的には骨付きあばら肉のことを指します。いわゆる、スペアリブの部分のことですね。

なぜソーキと呼ばれるのかについてですが「ソーキ」という言葉が、髪をすくときなどによく使われる「梳(すき)」の訛りで、豚の肋骨がクシに似た形のため、あばら肉をソーキと呼びようになりました。

軟骨ソーキ

ソーキそばには「軟骨ソーキ」というトッピングがあり、こちらはソーキをじっくり煮込み、骨が食べれるほどやわらかくなったソーキのことを軟骨ソーキといいます。

軟骨好きな私はこの軟骨ソーキそばを食べたのですが、軟骨のからあげみたいな、歯ごたえバッチリのコリコリした感じというより、ほぐれた軟骨がポロリといった感じで非常に柔らかいです。

そのため、私が初めて軟骨ソーキそばを食べたときは「え?これ本当に軟骨入ってるのかな?」と思ったくらい、ソフトなパンチ力で若干戸惑いました。(お店による違いがあると思います)

ちなみに、骨が硬いソーキの場合は「本ソーキ」といい、この場合は骨を取り除きながら食べるのが一般的です。

三枚肉

沖縄そばのお店にいくと、「ソーキそば」とともに「三枚肉そば」というメニューもよく見かけます。

屋台ではじめて三枚肉そばを頼んだとき、肉が三枚乗っていたので「三枚肉そば」と呼んでいるのかなと思ったのですが、実はそうではなく、三枚肉も豚肉の部位のことを指しています。

三枚肉は豚のあばら骨の周囲の肉で、この部位は「皮・赤身・脂身」が三層になっていることから三枚肉と呼ばれています。

つまり、三枚肉もソーキと同じく、豚のあばら肉のことを指しているわけですが、ソーキと三枚肉とでは、骨のアリナシが違うということですね。

ジューシー

沖縄そば屋には、必ずといっていいほど「ジューシー」というサイドメニューがあります。

「ジューシー」というみずみずしい響きと、沖縄そばそばと比べたときの値段の安さから、「これは何か飲み物なのかな?」と最初、勘違いして注文したことがあるのですが、ジューシーは沖縄の炊き込みご飯(または雑炊)のことです。

豚のゆで汁や昆布の戻し汁を使って炊き込み、具材は三枚肉、ひじき、にんじん、しいたけ、こんにゃくが定番で使われています。

本土の炊き込みご飯との大きな違いは、豚のゆで汁を使うところにあり、これがほどよい脂とだしをもたらし、コク・風味・色つやが増して見た目にも味にもおいしくなります。(豚のゆで汁以外にも、炊きあがりにラード、マーガリンを投入する作り方もあります)

ちなみに、ジューシーは「炊き込みご飯」と「雑炊」のふたつの意味が含まれているのですが、これを区別するために

  • 炊き込みご飯:クファジューシー(固いジューシー)
  • 雑炊:ヤファラージューシー(柔らかいジューシー)

このように呼び分けられています。

ラフテー

こちらは居酒屋で酒のつまみとしてよくみるのですが、ラフテーは豚の三枚肉をやわらかく煮込んだ角煮になります。

角煮の大きさによる区別はないようで、ひときれと呼ぶのが相応しいような大きなサイズから、一口サイズよりもさらに小さい細切りサイズでてくることもあります。

アグー

アグーというのは、こちらは豚の部位ではなく、豚の種類のことを指しています。

沖縄産の豚の種類の中に「アグー」があるということですね。

特徴としては、霜降が多く、脂肪に甘みや旨みが多く含まれているのが特徴で、ソーキやラフテーなど、よく煮込んだ状態で出てくると普通の角煮との違いがはっきりわかります。

まとめ

沖縄そばとソーキそばの違い以外にも、三枚肉やジューシーといった沖縄そば屋ではほぼ必ず目にするであろうという言葉の違いを紹介してきました。

沖縄料理は口に合う、合わないが人によってはっきり分かれるということを私は聞いたのですが、率直な感想を言うと、、、めちゃくちゃ美味しかったです。

素朴で優しい味が、沖縄の優しさを感じさせてくれます。

沖縄では「結(ゆい)」の心を大切にしていて、本当に温かい人が多いです。

そして、そんな彼が庶民食として親しんでいる沖縄そば。

沖縄に行ったさいには、一度は必ず食していただきたい一品です。