マスタードとからしの違いは?一瞬でできるマスタード即効代用レシピ!

「今日のお昼は手作りアメリカンドッグを食べようかな♪」なんて、冷蔵庫をガチャッと開けたらマスタードが切らしてた。。

せっかくアメリカンドッグまでは作ったのに最後の仕上げのマスタードがないなんて!…そんなとき、冷蔵庫の隅に鎮座していたからしが「俺がいるやろ?」と訴えかけているような気がしました。

でも、マスタードとからしの違いってなんだろう?はたしてお主で代用できるのか?

そう思いつつ、ひとアレンジ加えてからしをマスタードとして代用してみたところ、これがまた「・・・うッ、うんみゃ〜!」でした。

そんなわけで、今回はマスタードとからしの違いを紹介しつつ、即効性抜群のマスタード代用レシピも合わせて紹介します!

マスタードとからしの違い

マスタードとからしの味の違いのポイントを早見表にすると、こんな感じの違いがあります。

味の違い

マスタード

からし

辛味

マイルド

強い

酸味

ある

ない

甘み

ある

ない

では、なぜこのようにして味に違いがあるのか?それは使用している原料、作り方に違いがあるからです。

マスタードとは?

MAILLE(マイユ) 種入りマスタード 210g

マスタードとは、別名「洋からし」「イエローマスタード」とも呼ばれています。

マスタードは欧米から渡来してきたもので、元々日本にあった「からし」と区別するために「洋からし」と呼ぶようになりました。

マスタードの原料や作り方の特徴は次のようなものになります。

  • 原料:イエローマスタードの種子
  • 作り方:種子をペースト状にし、酢、砂糖を加え、ぬるま湯に溶いて練り上げる

イエローマスタードの種子は種が大きいのが特徴で、つぶしてペースト状にしたものに水を加えるとベンジル辛子油が発生します。

私たちが辛さを感じるとき、辛み成分に含まれている揮発性が気体となって鼻の粘膜を刺激されることから辛いと感じるのですが、このベンジル辛子油は揮発性が弱いため、感じる辛味も弱くなってきます。

また、ここに酢や砂糖を加えるからこそ、酸味や若干の甘みが生まれてくるわけですね。

ちなみに、マスタードにはイエローマスタードの種子以外にも、ブラックマスタード、ブラウンマスタードの種子が使われることがあり、こちらは粒マスタードに入っている粒としてよく使われています。

からしとは?

S&B ねりからし 300g

からしとは、別名「和からし」「オリエンタルマスタード」とも呼ばれています。

洋からしであるマスタードが日本にやってくる前から、日本にはからしが存在していたので、欧米のものと区別するために「和からし」と呼ぶようになりました。

からしの原料や作り方の特徴は次になります。

  • 原料:オリエンタルマスタードの種子
  • 作り方:種子をペースト状にし、ぬるま湯に溶いて練り上げる

オリエンタルマスタードの種子は「セイヨウカラシナ」とも呼ばれています。

和からしというわりには、バッチリ「セイヨウ」と名がついているのがまた乙ですね。

こちらの種子は漢方薬にも使われている生薬でもあり、粒が小さく、ペースト状にして水を加えるとアリル辛子油が発生します。

アリル辛子油はマスタードのベンジル辛子油と比べ、揮発性が高いため、そのために鼻にツンとくるような強い辛味があります。

作り方もマスタードと比較するとその他の原材料を加えていないため、辛味オンリーのシンプルな辛味調味料になります。

マスタードの種類

洋からしであるマスタードですが、この中にさらに細かな種類があります。

粒マスタード

ブラックマスタード、ブラウンマスタードの種子を粒のまま混ぜたマスタード。

パンチが効いた辛味とつぶつぶな食感を味わえるといった特徴があります。

ディジョンマスタード

フランスのディジョンの伝統的製法で作られたマスタード。

白ワインと白ワインビネガーで作られるため、美しく明るい色合い、口当たりなめらか、上品な風味といった特徴があります。

ハニーマスタード

マスタードに蜂蜜を加えるという斬新な発想で作られたマスタード。

辛味がマイルドになり、はちみつ独特の甘み・風味が出るとともに、色味につやもでるようになります。

フレンチマスタード

マスタードにぶどうジュースや食酢を加えたちょっとオシャレなマスタード。

辛味がマイルドになり、酸味、甘みもバランスがいいです。

イングリッシュマスタード

ブラウンマスタードとホワイトマスタード(イエローマスタード)をブレンドしたものマスタード。

マスタードの種子は「ブラック > ブラウン > ホワイト」の順に辛みが強いのですが、イングリッシュマスタードはブラウンとホワイトの配合ですので、マイルドな辛味が特徴です。

ちなみに、イギリスでは色の違いで

  • 黄色いからし = イングリッシュマスタード
  • 色が濃い茶色のからし = フレンチマスタード

このように区別されています。

からしの種類

和からしであるからしにも、いくつか種類があるのですが、作り方のシンプルさからか、マスタードに比べるとその種類は少なくなります。

練りからし

オリエンタルマスタードの種子を粉砕して水を加えて練り上げたからしになります。

ツンとしたからみを持ち、おでんや焼き鳥とよく一緒に出てくるタイプのからしです。

市販のチューブタイプで売られているからしは、練からしであることが圧倒的に多いです。

粉からし

練からしを作る工程の途中で、水を入れる前の状態のからしを粉からしといいます。

チューブタイプで売られている市販の練からしは、辛味が揮発してとんでいってしまわないように、 食塩や植物油などを配合しているものが多くあります。

これが含まれることによってからし本来が持つからみが穏やかになるのですが、粉からしを溶いて使うことで、からし本来が持つ「新鮮なツンとした辛み」を堪能することができます。

からしをマスタードに代用するレシピ

ここまでの説明でマスタードとからしの違いについて説明してきましたが、作り方の違いから、マスタードとからしの代用の関係は次のようになります。

  • マスタードをからしに代用・・・難しい
  • からしをマスタードに代用・・・簡単

からしは辛子の種子のみで作られているのでマスタードで代用するのは難しいですが、マスタードは辛子の種子+酢+砂糖なのでからしを使って代用することは容易です。

では、一体どうやればいいのかというと、この代用レシピは『からし+キューピーマヨネーズ』。たったこれだけです。

キューピーマヨネーズの原材料には、醸造酢が使われているのですが、この醸造酢にはリンゴ果汁が加えられているため、キューピーマヨネーズを使えば酢や砂糖を独自に加えなくても、ナチュラルに酸味や甘みを足すことができます。

キユーピー マヨネーズ 450g×2個

混ぜる量は適量で構いません。

  • からし3:マヨネーズ1

個人的にはこのくらいの割合にするとちょうどいい感じでした。

ただ、このあたりは配合するマヨネーズ、味の好みによって変わってくるのでお好みで構いません。

もちろん、これが完全なマスタードの代用になるかといえばそうではないわけですが、フレンチマスタードに近い味わいになるので、からしを切らしてしまったときは『からし+キューピーマヨネーズ』で代用が効きます。

まとめ

以上が、マヨネーズとからしの違い、そしてマスタードの代用レシピになります。

このおかげで最後の仕上げが足りなかったアメリカンドッグも無事、おいしくいただけました。

『からし+マヨネーズ』はカップ焼きそばなんかにもついてくる調味料ですが、混ぜる割合によってはマヨネーズ強め、マスタード風味に仕上げることができるので、もしからしを急に切らしてしまったときなどに試してみるといいかもしれません。