扇風機とサーキュレーターの違いは?電気代が安くて涼しいのはどっち?

夏と言えばカキ氷、風鈴、花火、海水浴といろいろな風物詩が目白押しです。

先日、近所の家電量販店でも「夏の家電フェア」なるものが開催されていました。

クーラーや扇風機と並んでサーキュレーターなんてものも並んでいましたが、このサーキュレーターというやつ、家電にうとい私にはいまいち扇風機との違いがわかりません。

こちらが昔から馴染みのある扇風機。

TEKNOS 扇風機 リビング扇風機 首振り メカ式 KI-1730(W)I

そしてこちらがサーキュレーター。

アイリスオーヤマ サーキュレーター 静音 固定 ~8畳 ホワイト PCF-HD15N-W

背の高い低いくらいしか私にはちがいがわかりません。どちらもファンで風を送る機械で、他に機能的なちがいがあるんでしょうか??

扇風機とサーキュレーター、そのちがいをズバリ調べてみました。

使用目的がちがっていた!扇風機とサーキュレーター比較!

扇風機もサーキュレーターも、どちらも風を起こす機械であることに変わりはないのですが、その起こした風をどう利用するか、その目的に大きなちがいがありました。

  • 扇風機:風を身体に当てて涼を取るためのもの。
  • サーキュレーター:起こした風で空気を循環させるもの。

このように扇風機は冷房器具の一種ですが、サーキュレーターは冷房以外の目的でも使用できる家電ということですね。

扇風機の特徴、サーキュレーターの特徴

扇風機

  • 風量は少なめで拡散するので、身体に直接当てるのに適している。
  • 動作音が静かなものが多い。
  • 多機能なものが多く、首振り、タイマー、風量の細かい調節ができる。

サーキュレーター

  • 風が強く、まっすぐ遠くまで届く。
  • 強く集中した風なので身体に当てることには不向き。
  • 音や振動が扇風機と比べると大きめ。
  • 扇風機と比べると機能が少ないものが多い。
  • 空気を循環させる機械なので、季節問わず使える。

こうした特徴があるため使用目的が分かれているのです。

置いてるだけでは効果が薄い!サーキュレーターの効果的な使いかた

サーキュレーターを使用すれば冷房や暖房から出てくる空気を循環させ、その冷暖房効果を高めることができます。上手に使えばひとつのクーラー、ひとつのサーキュレーターで家全体に涼しい風を送ることも可能です。

逆にサーキュレーターだけあっても、風を循環させるだけで冷暖房効果は少ないということが言えます。

しかし効率的に空気を循環させようにも、空気なんて目には見えませんし、どうすればいいかイメージがしにくいかと思います。そこでこの画像。

サーキュレーター画像参考:http://yahironews.info/archives/407.html

冷たい空気は下に溜まり、暖かい空気は上に溜まるという特徴があります。それを使って利用したい空気の溜まっているところ目がけてサーキュレーターで風を送れば、それだけで空気の循環がはじまり、部屋全体に行き届くわけです。

扇風機でも狭い部屋の一室くらいなら空気を循環させることもできなくはないですが、サーキュレーターと比べるとその効果はだいぶ落ちてしまいます。

コストパフォーマンスが上なのはどっち?

機能的なちがいはわかりましたが、他にも気になるのはコストパフォーマンス。

扇風機とサーキュレーターどちらの電気代が安いか調べたところ、どちらが安くてどちらが高いということはありませんでした。

というより、扇風機にも電気代の高いもの安いものがあり、サーキュレーターにも電気代が高いもの安いものがあるのです。

扇風機とサーキュレーターにはふたつのモータータイプがあります。

  • DCモーター:直流(英語で”Direct Current”)
  • ACモーター:交流(英語で”Alternating Current”)

このどちらのモーターが搭載されているかによって、使用に掛かる電気代が変わってきます。

DCモーターの場合、動作の音量も小さく、多機能性を持たせやすく、消費電力が少ないので電気代が安いです。しかしモーター本体のコストが高く、家電本体の価格が高くなる傾向にあります。

参考までに安くて5000円代。有名メーカーだと10000円以上するものがほとんどです。

ACモーターの場合、音や機能、消費電力は多めで、DCモーターと比べて電気代が高くつきます。しかしモーター本体のコストが安いので、家電本体の価格は安価なものが多いです。

こちらは参考までに安いもので2000円代からといったのが一般的になっています。

つまり、購入時のコストと使い続けるコストで見てみると次のような違いがあります。

 コストパフォーマンス比較

DC

AC

導入コスト

高い

安い

ランニングコスト

安い

高い

1ヶ月の電気代はどちらがお得?

では、ランニングコストがどう違うのかということを具体的に比較してみましょう。

比較するワット数が違いますが、これはACモーター扇風機であれば40W、DCモーターの扇風機であれば20Wがよくあるタイプだからです。

サーキュレーターも同じように、ACであれば30W、DCであれば20Wがよくあるタイプなので実用面からみての比較になります。

比較の条件としては、こちらになります。

  • 1kWhあたりの値段30円
  • 1日の使用時間は8時間
  • 30日間使い続けた場合

この前提条件のもと、これらを比較してみると次のようになります。

1ヶ月の電気代(目安) 

DC

AC

扇風機

約144円

約288円

サーキュレーター

約144円

約216円

DCモーター、ACモーターの扇風機 or サーキュレーターに掛かるコストとしては、それぞれこのようになります。

DCモーターとACモーターでは大体、電気代に2倍の違いがあるということですね。

仮に先の条件で扇風機を夏場の3ヶ月間毎日使い続けたとして、東芝が設計上の標準使用期間として定めている扇風機の寿命である10年でトータルの電気代を計算してみると次のようになります。

10年使用の電気代比較(目安)

DC

AC

扇風機

4320円

8640円

サーキュレーター

4320円

6480円

10年という期間で考えたら、そこまで大きな差が開くわけではありません。

この間に扇風機の技術も上がってさらに電気代を抑える製品も生まれるかもしれませんし、逆に長期間使用による劣化で電気代はこれ以上にかかってくることがあります。

ちなみに、扇風機を30年使ったら火が出たなんて事件もありますので、「うちのはまだいける!」と思っても、あまりにも長く使い続けている扇風機には注意しましょう。

結局どちらを買ったらいいの??

扇風機とサーキュレーターについて色々と比較してきましたが、どちらを購入するかとなると、より環境に適したほうを選べばいいかと思います。

扇風機が適している環境

  • 部屋が広くない(8畳以下)
  • 直接、風を受けて涼みたい
  • 風量の微調節、首振り、タイマー等の色んな機能がほしい

サーキュレーターが適している環境

  • 冷房と暖房と合わせて使う
  • 部屋が広い(12畳以上)
  • L字型の部屋など、室内の空気にムラが出やすい
  • 季節問わずに使用したい

以上を踏まえ、今後のあなたの家電選びの参考にしていただければと思います。