ピーマンとパプリカ、どこが違うの?特徴的な4つの違いまとめ

「ピーマンとパプリカの違いってなんだろう??」

その疑問に行き当たったのは先日、友人たちと数人で食事に行き、サラダを注文したときのことです。

やってきたサラダを食べながら友人が言いました。

「昔はピーマンって食べれなかったけど、今じゃすっかり平気で食べられるようになった」

大人になってから子どものころ食べられなかったものが食べれるようになるってあるよなー、なんてわたしが思っていたところ、別の友人が、

「節子それピーマンやない、パプリカや」

ちなみに友人の名前は節子ではありません。モノマネはまるで似ていなくて、冷房の効いた店内がよりいっそう涼しくなりました。

そんな話は置いておいて、考えてみればピーマンとパプリカって何がどう違うんでしょう??

ぱっと思いついたのは色の違いです。ピーマンと言えば緑色で、パプリカと言えば赤や黄色とカラフルなイメージがあります。

しかしピーマンのなかにも「赤ピーマン」や「黄ピーマン」など、カラフルなやつらが存在するのです。色が緑じゃないからといって、それ=パプリカとはならないようです。

ではいったいピーマンとパプリカの違いは何なのか??

気になったので調べてみました!

いきなり結論!ピーマンとパプリカ、じつはどちらも同じものだった!

調べてみたところ、ピーマンとパプリカはどちらも同じ「ナス科トウガラシ属」の野菜に含まれていました。

ちょっと意外な事実ですが、ピーマンもパプリカもトウガラシの仲間だったのです。呼び方が違うだけでトウガラシの中の種類のひとつというわけですね。

しかしトウガラシとピーマン、トウガラシとパプリカの違いは味や大きさなどわかりやすいですが、ピーマンとパプリカとなると形も大きさも似ているし、少しわかりにくいと思います。

それではピーマンとパプリカには同じトウガラシの仲間でも、いったいどんな違いがあるのか両者を比較して調べてみました。

ピーマンとパプリカ徹底比較!特徴的な4つの違い!

①収穫時期の違い

  • ピーマン:実に花が咲いてから30日ほどの未熟な時期に収穫
  • パプリカ:適温で約7週間かけて完熟してからの収穫

このようにピーマンは未熟な時期に収穫、パプリカは完熟してから収穫という違いがあります。

ちなみにスーパー等でたまに見かける赤や黄色やオレンジなどの「カラーピーマン」、あれはピーマンを未熟期に収穫せず、完熟期まで熟れさせたものなのです。

収穫にかかる時間が長いため、普通のピーマンと比べると生産量は少ないですが、カラフルな見た目はパプリカだけのものではないということですね。

②味の違い

  • ピーマン:苦味が強い
  • パプリカ:甘みが強い

味についてはこのようにわかりやすい違いがありますが、実はこれ単純に「ピーマン=苦いもの」「パプリカ=甘いもの」という話ではないのです。

収穫時期の話で「ピーマンは未熟な時期に収穫する」「パプリカは完熟してから収穫する」と書きましたが、両者の味の違いはこの収穫時期の差から生まれているのです。

果物でも未熟と完熟であれば、完熟のほうが甘みがありますよね?

あれと同じで、ピーマンも完熟してから収穫すれば、パプリカと同じような甘みある味に変化し、色もパプリカと同じように赤や黄色などの色になるのです。通称カラーピーマンと呼ばれているやつですね。

③食感の違い

  • ピーマン:シャキシャキで炒め物と相性抜群
  • パプリカ:肉厚で柔らかなので生食でもOK

これは両者の比較の話になりますが、

ピーマンはパプリカと比べてシャキシャキとした食感があり、歯ごたえがあるため炒め物などの料理に向いているという特徴があります。

パプリカはピーマンと比べて肉厚ですが、完熟してから収穫されるために実自体は柔らかく、生食にも向いているという特徴があります。

④栄養価の違い

  • ピーマン:ビタミン豊富、ピラジンが含まれている
  • パプリカ:よりビタミン豊富、ピラジンが含まれていない

ピーマンはビタミンA・C・E、βカロテンが豊富で、ピラジンという血液サラサラ効果のある栄養素も多く含まれています。。

一方、パプリカはピーマンと比べてビタミンA・Cが2倍、ビタミンEは5倍とピーマンに比べて高い傾向にありますが、ピラジンはピーマンに比べて少なくなっています。

栄養価だけに限った話で言えばパプリカのほうが優れていますが、ピーマンにはパプリカにはないピラジンが多く含まれているので、どちらも健康にとって非常に適した野菜ということが言えるでしょう。

ピーマンとパプリカの歴史

ピーマンとパプリカはどちらも同じトウガラシが元となっています。

トウガラシを品種改良していった結果、現在のピーマンとパプリカといった種類分けが生まれていったわけです。

大元となったトウガラシの登場は15世紀まで遡ります。原産地は熱帯アメリカで、大航海時代にかの有名なコロンブスによって世界中に広められたと言われています。

ちなみに日本では17世紀に始まった江戸時代以降に「甘トウガラシ」としてピーマンの原型の栽培がはじまったそうです。

パプリカについてはコロンブスによって元となるトウガラシが世界各地に広められて以降、ハンガリーで品種として作り上げられ、その後アメリカ、韓国、オランダ、ニュージーランドと広まって行きました。

日本では1990年代頃、オランダからパプリカを輸入したことがきっかけとなり、それ以降わたしたちの食卓に広まっていきました。

まとめ

ピーマンとパプリカ、同じトウガラシの仲間でもそれぞれに特徴があることがわかりました。

最後にもう一度、ポイントをざっくりまとめます。

  • ピーマンとパプリカはどちらもトウガラシを品種改良して生まれた野菜
  • ピーマンと比べてパプリカのほうが栄養価が高いけど、ピーマンにはパプリカにない血液をサラサラにする効果がある栄養素が含まれている
  • 友人の寒いモノマネについてはそっとして触れてあげないのが優しさということ

以上を活かして、あなたもピーマンのように苦味ばしった大人の対応を目指しましょう!

もしくはパプリカのように完熟した大人の対応を披露していきましょう!