中華そばとラーメンの違いは?誰かに聞かれたときはこう返せ!

19:28:12先日、地元の友人とお昼を食べに行ったときのことです。

ラーメン屋に行こうということで近所のお店に入ったのですが、外に出ているのぼりにこんなことが書いてありました。

「オススメ!あっさり中華そば」

「本格とんこつ醤油ラーメン」

ここでちょっとした疑問、「そういえば中華そばとラーメンの違いってなんだろう?」と、友人に聞いてみたところ、「さあ?」という冷たい答えが返ってきました。

ショックです。

なので、自分で調べてみました。

中華そばとラーメン、その違いは何なのか??

その違いについて見ていきましょう。

中華そばとラーメンの違い

ラーメンは時間がたってのびると不味い。

なので、この記事でも中華そばとラーメンの違いについて、結論から言います。

この2つの違いは実はありません。

中華そばとラーメンは同じものです。

呼び名の違いだけで明確な違いや定義のようなものはありません。

中華そばの呼び名のほうが古く、ラーメンの呼び名のほうが新しいというくらいでしょうか。

どちらも同じ中国由来の料理です。

ラーメンの方が新しい呼び名なので、いろいろなバリエーションがあり、ただの醤油ラーメンだけでなく、バターみそラーメンとか、トマトラーメンとか、そういった奇抜なバリエーションまであります。

でも、「バターみそ中華そば」とか「トマト中華そば」なんて聞いたことがありませんよね。

つまり、ラーメンの方がモダン(現代的)と言えます。

では、中華そばとラーメン、それぞれはどのようにしてわたしたちが住む日本に登場し、いつ、ブームになったのか、時代を遡って調べてみることにしました。

中華そばの登場

まずはじめに中華そばについて。

中華そばが我々の前に登場したのは昭和20年ごろ、戦後まもない食糧難の時代でした。

当時の外食といえば大衆食堂やおそば屋さんが主流だったようです。

今で言うところのファミレスみたいなものですかね。

そんな中、そば粉ではなく小麦粉を使用した麺が栄養価が高いとのことで人気が出ました。

普通のそばダシを中華風にアレンジし、それに豚肉を少々いれたもの、これが中華そばのはじまりです。

中華そばの呼び名は日本そばと区別するために生まれ、広く普及していきました。

こうしてわたしたちの食卓に登場した中華そばですが、ではラーメンどのようにして登場したのか?

ラーメンの登場

ラーメンの語源は諸説あるのですが、

  • 中国で手で引き伸ばして麺を作る技法「拉麺・ラーミェン」が変化した説
  • 中国語で「そば」という意味の「老麺・ラオシン」が変化した説
  • 大正時代、浅草の中華そば屋の屋号であった「柳麺・ラオミン」が変化したという説

というのが主な説として語られています。

そのラーメンという言葉が一般的に普及したのは昭和30年ごろ、即席麺ブームのなかで登場したサッポロラーメンやチキンラーメンが発売されてからです。

これら中華風即席麺の爆発的ヒットにより、中華風のそばと言えば中華そばだったのものがラーメンと呼ばれるように切り替わっていったのです。

中華そば、ラーメン以外の呼び方ってあるの??

そう言えば中華そば、ラーメンのほかにも支那そばや南京そばなんて言葉を聞いたことがあります。

気になったので調べてみたところ、これらについても明確な違いはないそうです。

呼び方のバリエーションのひとつとして数えられます。

支那そば

まず「支那そば」について。

支那そばの支那とは中国の別の呼び方のことです。意味としては中華そばと同じく、中華風のそばということですね。

ですがこの支那という言葉は戦後、外務省によって使用自粛が通達されました。

中国の正式国号は中華民国であり、支那と呼ぶのは色々と適切ではない、というのが使用自粛を求めた主な理由らしいです。

現代の呼び方のメジャー度で言えば、「ラーメン>中華そば>支那そば」となるのも、こうした背景があるではないでしょうか。

南京そば

続いて「南京そば」。

南京そばの南京は中国の都市のことです。オリンピックのあった北京は国土の北側に位置しますが、南京は文字通り南側に位置します。

明治初期のころ、横浜・神戸・長崎・函館などの中華街は「南京町」と呼ばれていました。

そこ食べることのできる中国の麺料理のことを、町の呼び名と併せて南京そばと言っていたそうです。

まとめ

あなたが中華そばとラーメンの違いについて誰かに聞かれたとき、そんなときはこう答えてみてください。

「明確な違いや定義はないけど、呼び方としては中華そばが先輩でラーメンが後輩にあたるんだよ」

ざっくりとした感じで伝わればそれでいいんです。

歴史ある風情を感じたいのであれば「中華そば」、現代的でモダンな雰囲気を味わいたいなら「ラーメン」。

そんな風に思ってラーメンを食すときの心構えも変わってくるかもしれません。

友人が何気なしにふと質問してきたことを、間違ってもわたしの友人のように冷たく「さあ?」で片付けないようにしましょう。

涙ちょちょぎれます。

麺が伸びる前にスマート答えることができれば、ちょっとした知識人として一目置かれるかもしれません。