おにぎりとおむすびの3つの違い。縁起がいいのはどっち?

ウィーン、ガシャ。「いらっしゃいませー」。

小腹が空いたのでコンビニに立ち寄り、日本のソウルフードであるおにぎりにかぶりつこうかとおにぎりに手を伸ばしたそのとき、「ん?」とふとある違いに目がつく。

「おにぎり」と「おむすび」。

同じものなのになのになぜ呼び名が違うのか?

おにぎりとおむすびは似て非なるものなのか?

「むむっ、、なぜこの2つは違うんだ?どんな時にどっちを食べるとよりおいしくいただけるんだ?」

もっと、おいしくおにぎりを食べたい。

違いが気になって頭を離れな〜い・・・。

そんなあなたのために、日本の国民食であるおにぎりとおむすびの違いを徹底調査し、まとめてみました。

これを読めば疑問がスッキリ解決。おにぎりがより一段とおいしく感じれられるかもしれません。

おにぎりとおむすびの違い

おにぎりとおむすびの違いには諸説あります。

大きく分けると次の3つの切り口でおにぎりとおむすびの違いを分ける説があります。

  1. 地域
  2. 由来
  3. 形状

1.地域による違い

実は「おむすび」はローカルな呼び名だった説があります。

おむすびと呼ばれる地域は、関東~東海道。この地域にかけてよく呼ばれています。

しかし、関東に属する東京と神奈川では「おにぎり」と呼ばれています。ちなみに、私も新潟出身ですが「おにぎり」と呼ぶ方がポピュラーです。

一方、「おにぎり」の方は全国的に使われている呼び名で、広く使われています。

一体、どのくらい違うのか?

なんとか数値化できないものかと思い、検索結果を比較してみました。

すると、驚きの結果が・・・

  • おにぎり・・・約41,000,000 件
  • おむすび・・・約6,830,000件

※2017年7月調べ

なんと、検索結果のボリュームの開きでいうと約6倍もの違いがあります。

おむすびが関東〜東海道というのもなんとなく納得できますね。

2.由来による違い

おにぎりが現在のような形になったのは江戸時代と言われていますが、その歴史はさらに古く、弥生時代には既に存在していたことがわかっています。

なんでも、弥生時代の遺跡から人の手で握られたあとのある米の塊が見つかっているんだそうな。

弥生時代というと今から大体3000年〜1700年前の時代ですから、米の塊が残っているということが奇跡ですよね。

それで、おにぎりの起源はというと、中国の「屯食(とんじき)」が発祥で、平安時代に屯食が日本に伝わり、これがおにぎりの原型になったと言われています。

平安時代のおにぎりは、儀式に使われる捧げ物から始まり、やがて武士の携帯食としても重宝されるようになり、貴族の饗宴では下級職員や身分ある人も食べていたものとされています。

そして、このとき平安時代の貴族の女性たちは「おむすび」と呼び、農民など庶民は「おにぎり」と呼んでいたとされる説があります。

たしかにそういわれるとおむすびの方がなんだか上品な呼び方の気がしますよね。

また、「おむすび」は「むすびのかみ」に由来されているという説もあり、いい縁を結びつけますようにと縁起をかついだものという説もあります。

一方、これに対して「おにぎり」は「鬼切り」として、禍(わざわい)を退ける意味が込められていたと言われています。

こうしたことから考えると、平安時代の貴族の女性が「いい人と結ばれたいわ〜」といって「おむすび」と言っていたのも納得できますし、武士や農民が「禍を退けてくれますように」と「おにぎり」と言っていたのもなんとなく納得できます。

3.形状による違い

形による違いでいうと、「おにぎり」はその形に関係なく、「おむすび」は三角型であるという説があります。

これも少し由来と関係しているのですが、日本人は山を神格化していて、山の神の力を授かろうと山形にかたどって食べたと言われています。(山王神道という比叡山で生まれた神道の流派が、平安時代末期から鎌倉時代にかけて存在しているので時代的にもマッチ)

つまり、山の形=三角型ですね。なので、おむすびは三角型であると言われています。

ところがどっこい、セブンイレブンのラインナップを見るとまるで真逆なんじゃないかと思わせます。

参考:http://www.sej.co.jp/i/products/onigiri/

おにぎり=三角型、おむすび=たわら型みたいな感じになっています。

まぁ、今では形状による違いの分け方はあんまり関係ないということでしょう。

ちなみに、ローソンは「おにぎり」、ファミマは「おむすび」で統一されているようです。

ローソンの日本第一号店は大阪、ファミマの日本第一号店は埼玉県なのですが、これはもしかして地域による違いが関係しているのかもしれませんね。

その他の説

この他にもまだまだ諸説あります。

  • 米を握り固めた状態が「おにぎり」、笹の葉やわらなどでくるんだものが「おむすび」
  • しめったのりが「おにぎり」、パリッと乾いたのりが使われているのが「おむすび」
  • 道具を使って作られたものが「おにぎり」、手製で作られたものが「おむすび」
  • 炊いて作られたものが「おにぎり」、蒸して作られたものが「おむすび」

結構いろいろな説があります。

結論

これらのことを調査した結果、次のような独自の結論にいたりました。

  • おにぎりの方が庶民派
  • おむすびの方がどっちかというと上品

結局、おにぎりを食べるときに一番重要なのはなにか?

それを考えたとき、スーパーやコンビニで売られているおにぎりなら一番は「具」。

弁当屋のおばちゃんや母ちゃんが握ってくれたおにぎりなら「愛情」。

これが重要なんじゃないかと思います。

給料日になってテンション上がってちょっと奮発したいぜ、なんて気分なときには「おむすび」。

ちょっくら腹減ったな~なんてときは「おにぎり」。

私はこのスタイルで「おにぎり」と「おむすび」を喰い分けていこうと思います。